文春文庫<br> つわものの賦

文春文庫
つわものの賦

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  • サイズ 文庫判/ページ数 339p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167200121
  • NDC分類 913.6

出版社内容情報

鎌倉幕府の成立の裏には、史書にあらわれない、無数の人間くさいドラマがあった。武士達の赤裸な生きざまをみごとに捉えて話題を呼ぶ迫真の傑作歴史ドキュメント

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けやき

48
復刊されてたので読んでみた。実朝が公暁に暗殺された時の黒幕など面白く読んだ。乳母や乳母夫の重要性がよく分かった。2021/10/04

MAEDA Toshiyuki まちかど読書会

24
再読。永井路子さんは私に歴史の面白さを教えてくれた作家さんです。まだアマゾンがなかった頃、書店に行くと必ず文春文庫の棚に行って永井路子さんの新刊がでていないかなぁと探していたことを懐かしく思い出しました。三浦義村と北条義時の暗闘とそれに続く「承久の乱」は歴史を読み解く知的興奮を味わいました。2018/12/02

さっと

10
再読。来年の大河ドラマが鎌倉時代とのことで、この時代と言えば永井路子しか勝たん。頼朝個人ではなく東国武士団の蜂起とする新しい時代の到来は読んでいて楽しいし、「御恩と奉公」の東国ピラミッド考による悪名高い梶原景時やみんな大好き源義経の公平な解釈はもっともだけれども、頼朝亡き後の権力争いは正直鼻白んで読み飛ばしてしまう。とはいえ、そこのところを大河主役の北条義時や、頼朝挙兵時からの重臣の流れである三浦義村を絡めて三谷脚本はどう描くのか、とても興味がわいてくる。姉妹編の「相模のもののふたち」へ。2021/12/31

たまうさ

4
いわば、永井史観とも言うべき説得力。ところで、永井路子ってまだ生きているのに、何故絶版になってる作品が多いんでしょう?鎌倉幕府成立史の権威なのに。司馬遼太郎とくらべてこの差は何故?2017/07/19

辻井凌|つじー

1
頼朝と東国武士の旗揚げから承久の乱までを書いたエッセイ(あるいは歴史読物?)。資料をとことん読み込んだ永井さんの鋭い洞察にうならされる。1978年出版なのにまったく内容が古びてないことに震えがとまらない。すごすぎる。おすすめ!『つわものの賦』を読むと、三谷幸喜の『鎌倉殿の13人』は『草燃える』とその背後にいる(原作者である)永井路子に対する三谷さん流のアンサーなんだなと感じる。それにしても永井さんの壁は高いな。 2022/11/06

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