内容説明
罪もない人々をしょっぴいては責める百足の長六の新しい犠牲者は年端もいかぬ丁稚。罪をはらすため立ち上がった弦一郎は、色欲の渦巻く事件の只中に飛び込んでしまう(邪恋寺)。江戸名物の町火消と力士の喧嘩騒ぎを発端に起きた殺し。江戸っ子の意地が絡んだ事件は意外な展開に(怨み染料)。はみだし同心が悪の根にいどむ。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
昭和8(1933)年、埼玉県熊谷市に生れる。青山学院大学英米文学科を卒業後、ホテルマンとして勤務するかたわら、評論、小説を書く。43年夏より文筆業に専念。翌44年「高層の死角」で第15回江戸川乱歩賞を受賞。以後社会派推理の旗手として多くの読者を持つ。「人間の証明」「悪魔の飽食」「鍵のかかる棺」「死文様」ほか作品多数。最近は大河歴史小説も意欲的に執筆
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