出版社内容情報
ラーメン、おでん、魚、本屋からCM評まで、十五年間に及ぶ様々な語らいが文庫に。人生の折り返し点を過ぎた二人が送る鋭いエール
内容説明
「カツ丼は垂直に食べる」「日本文化と蚊の関係」「忘れ去られた冷蔵庫隅食品」「うつむいちゃうCM」「野菜の中ではタマネギがいちばんえらい!」「おでんダネ品定め」等々、おなじみの二人が興味深くも幅広いお題を前に発奮忘食。時にコーフン、時にシミジミと、人生、そして食欲の来し方、行く末を語りあうのだ。
目次
僕らはカレーライスの中の肉が、ただひとつの肉だった
ラーメン残量スープ水深二センチ問題
タンメンは野菜の甲子園だった(特別参加・沢野ひとし)
リポビタンDと絶壁の問題
正しいションベン、明るいウンコ
人生の午後、或いはカツ丼と神様について
魚介月旦
地球は串焼きで結ばれる
ハンペンの悦び、チクワブの哀しみ
深夜の徘徊活字中毒者
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アン・シャーリーこと寺
9
東海林さんと椎名さんの対談集。余り期待せずに読んだら意外に楽しく読了。やはり話題の中心は食べ物と空想。とにかく罪の無い会話。身の回りに人間関係の話題しかできない相手しか持たぬ私には、こういう会話ができる二人を心底羨ましく思う。残念なのは挿絵が矢吹申彦だという事。東海林さんか沢野ひとしに描いて欲しかった。2012/03/06
ほんトモ📚読書雑談漫画描いてます
5
東海林さんと椎名さんの対談集。椎名さん曰く『色、艶、照り、香り。すべてにわたって上品でなければならない。』これは何に対しての言葉でしょうか?答えは120P。2013/06/10
miwapicco
3
何度目だろー、最近は読んでないので久しぶり。アグレッシブな椎名さんに、達観的東海林さん(しかしカップルには厳しい)みたいな図がみえる。何年経ってもこのテイスト、いいなあ。2011/10/29
アズル
2
結構昔の対談集。CMのお話が時代を感じます。魚で会社を作るとしたら?お二方、真剣に考えていてこちらもし真剣に考えてしまいます。2013/12/23
hirayama46
2
椎名誠と東海林さだおの主に食べ物に関する対談。たまにCMとか老いについてとかが入ってしみじみしたりします。81年から96年までかなり広い年代の対談が収録されておりますが、二人ともブレないなあ、といった印象。キャラが確立しているというか。ちなみに、基本的に椎名誠がボケで東海林さだおがツッコミです。/椎名誠の本屋の話における「こっちに裸のオネエちゃんがいて、あっちに古書店があったら、先に古書店に入るね、僕は。」というのはなかなかに至言。ぼくもそう思います。2012/11/15
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