文春文庫<br> タクアンの丸かじり

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文春文庫
タクアンの丸かじり

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  • サイズ 文庫判/ページ数 259p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167177362
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0195

出版社内容情報

目玉焼の正しい食べ方を考える、梅干し一ヶ所で丼メシに挑戦、熊と狸と狸汁を食べた夜、肉マンに我が人生を思う……シリーズ第6弾

内容説明

梅干し一ケで丼めしに挑戦する、肉マンに我が人生を思う、サンドイッチに苦言を呈す、目玉焼きの正しい食べ方を考える、自家製タクアンで大パーティー…。ますます旨みが増したシリーズ第6弾。今回は、一万円の豪華弁当を食べたり、ホテルの高級バイキングに出かけたりと、ちょっぴり贅沢もしてみました。

目次

幸せの黄色いタクアン
わが血縁サツマ揚げ
イラクはカツカレーだ
大冒険 梅干し一ケで丼めし
陶然たるウナ重
洋食対和食
湯気のある風景
サンドイッチ講釈
うどんすきの活気
旅のハシは食べ捨て〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

47
今回のお気に入りは「台所用品売り場のおとうさん」、「反省のタクアン」、「昆虫図鑑コロッケの部」。いつもながら東海林さんの限りない想像力と描写力には感服。 表紙の絵もいいね。2015/05/01

ユメ

35
丸かじりシリーズを読んでいると、心の中で本に向かって気安く話しかけてしまう。それだけどのエッセイも親しみやすく、共感したりつっこんだりできるのは東海林さだおさんの為せる業。まだ丸かじりシリーズ二冊目の初心者ながら、すっかりファンだ。食材の中にキャラクター性を見出す独自の着眼点が面白く、また、皿の上から世界を観察してみたりもする。当時の食文化のみならず世界情勢まで反映しているのこのシリーズは、貴重な歴史の証言者と言えそうだ。それでいて堅苦しいことは一切抜きに楽しめるのだから、東海林さんは天才と言うほかない。2018/03/27

Pー

25
やっぱり面白い、毎度だけど、東海林さんの微妙な(?)観察力と豊かな(?)表現力に感動するひと時(ほんのひと時ですよ)。今回はタクアンのお話は三話、中でもユニークな内容は東海林さんがタクアン漬けに挑戦する話はよかった!材料から道具まですべてそろえて結局一本1000円以上についたのには爆笑! 梅干し一個で丼めしに挑戦するというアイデア。一万円の豪華弁当をしかるべき場所として井の頭公園で食べる風景も楽しませてくれた。時々出てくるショージくんの挿絵も楽しいよ~2014/04/01

あきあかね

20
 米原万里さんの『旅行者の朝食』を読んでいたら、本書を海外の駐在員にあげたところ、後でとても怒られたというエピソードがあったが、実際に本書を読んで納得できた。 自家製のタクワン漬けの奮闘記をはじめ、吹いては食べ食べては吹く熱々の鍋焼きうどんや夕暮れ時の公園で頬張る湯気をあげる肉マン、ソースたっぷりの鯨カツを熱いご飯に載せてかき込む口福、具を掘り当てる茶わん蒸しの愉しみ、神宮球場のスタンドの味、お祭りの夜店の饗宴ー。 本書で取り上げられる食べ物に高級なものは少ないけれど、どれも郷愁と食欲を誘う。⇒2021/12/09

アイアイ

20
さつま揚げオーブントースターで焼いて生姜醤油・・このオツマミ絶対作りたい。 梅干サイズの肉まんの具に異議あり、手作り大根のタクアン奮闘記と計4名が集まるパーティ。 贅沢にきりがないバイキングと一万円の吉兆の弁当・・の後の味噌汁ぶっかけご飯。笑いしかない、熊の肉ってそんなに美味しいのかーと気になる。コロッケ図鑑でお茶吹いた。▽図書館2015/11/05

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