出版社内容情報
ナワのれんで上役下役のドラマをジーッと観察し、焼芋屋さんの人生にグーッと感動し、アベックを見かけるとカーッと興奮し、鰻を食べに埼玉へ。全くワケが分らない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アズル
20
埼玉に鰻を食べに行ったり、成田空港に行ったり、焼き芋屋さんに話を聞いたり、いろいろなことをなさっています。東海林さんの本は読後の満足度が高いです。2014/07/18
hirayama46
6
1980年刊行、『ショージ君の東奔西走』をまとめたもの。連載紙が『オール讀物』なので『男の分別学』シリーズの前身と言えるものかもしれません。ルポ系の企画が中心なので読み心地もかなり近いです。とはいえ、この時点で10年連載をしていたらしく、書き方は完全にこなれていて、東海林さだおの魅力は十分に発揮されております。この巻ではぶどう狩りに行ったりナワのれんについて思いを馳せたりしています。なんだかいかにも昔っぽいけれど、別にいまでも出来ることだな……。 2024/06/27
夜兎
5
「満腹カタログ」とあるので食べ物エッセイかと思ったら、普通のエッセイでした。しかし、野球のルールを知らない人に野球を見せたり、最終電車に乗って人間観察をしたりと、好奇心旺盛な文章が面白かったです。2013/03/16
直
3
ひさしぶりに東海林さんを読んでめちゃくちゃ笑って、あとがき読んですこしさびしくなった。2013/04/06
jackal
2
書かれた時代が今からかなり遡るので時事ネタなどはわかりませんが、安定の面白さは保証されています。ここで観察されたサラリーマン、アベック、親子らはその後どうしてるのかな?と思いを馳せたりします。2022/08/08