出版社内容情報
イモ・スイトン・フスマ団子そだちの我らがショージ君が飢餓世代"噛みまくり派"を代表し大ホテルの高層レストランから青山墓地の屋台食堂までただひたすら食いまくる涙ぐましき食味エッセイ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
6
どのような環境で食事をするかはその食事の価値を大きく変える。静かな空間で食事をすることが必ずしも最適というわけではないが、賑やかすぎる環境で食べていると静かであればと思うこともある。様々な空間で食べた経験があるからこそ、今の環境がどれだけ恵まれているかをわかるようになる。2017/09/16
Machida Hiroshi
2
本書は、著者と担当編集者が二人でナメクジとかトカゲのような超ゲテモノから高級ホテルのコース料理まで食べまくったエッセイです。「太陽」という雑誌に連載されたものをまとめた文庫本になります。35年ほど前の刊行ですが、食べ物の内容はあまり現代と変わりません。ただ料理と飲み物の価格が入っているので、ビール200円とかラーメン200円とか時代を感じられます。僕が大学に入った頃、学食のカレーが140円、そば、うどんが120円ぐらいだった気がします。読んでいたら昭和50年代の雰囲気を思い出して懐かしくなりました。2016/07/13
やまべ
2
「駒形どぜう」の回が読みたくて図書館で借りたのけど、その回はもちろんたいへん懐かしく面白かったのだが、それ以外の回は今ひとつ。面白くはあるのだけど、あまり「美味しそう」に書かれていないのだよね。食べることを楽しむという感じが実はあまりない。その意味で「どぜう」の回は例外的と言ってもいいくらい「美味しさ」が強調されているように思う。2014/08/04
eve.tx
2
彼が漫画家だということはしばし忘れて欲しい。椎名誠的な異様に「食」に切迫する取り組みが鬼気迫る。文体に絵的な物があり漫画家だということを時折思い出すが・・。
ゴリゾウ
1
雑誌「太陽」71年 8月号~74年12月号連載/イモ・スイトン・フスマ団子そだちの我らがショージ君が飢餓世代"噛みまくり派"を代表し大ホテルの高層レストランから青山墓地の屋台食堂までただひたすら食いまくる涙ぐましき食味エッセイ (Amazon.co.jp) #3661989/12/04