文春文庫<br> 話にさく花

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文春文庫
話にさく花

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  • サイズ 文庫判/ページ数 327p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167175061
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

自称しゃべくり芸人小沢昭一が、徳川夢声の「話術」をもとに話のコツを説き明かす。各国の大道芸の魅力など話題満載のエッセイ集

内容説明

「人の心を舌でコツコツ耕せば、いつかきっと花が咲いて実もなる」。自称しゃべくり芸人の著者が、徳川夢声の書物をもとに、秘伝の話芸と、ハウツー本からは決して学べない話術の極意を披露する。さらに、命、俳句、友人、味、各国の大道芸にと、旺盛な探究心と好奇心で築き上げる小沢昭一的世界へ読者を誘う。

目次

いのち
あじ
はいく
げい
ほん
ひと
はなし

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナウラガー_2012

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心を高め充実させる暮らしをすれば良い」セネカ(古代ローマの哲学者)『人生の短さについて』より/少年期は、何かのためにではなく、ただその事を楽しむために浸りきって物事をやる。こういう事は非常に身に付く。老後も、少年時代に戻ってやりたい事を無心でやれば豊かな人生が送れる/【南洲太郎】漫談師、俳優、歌手。鹿児島県鹿屋市出身。高卒で海上自衛隊呉音楽隊入隊。「懐メロギター漫談」おじゃましまっす。反省します。頑張らなくちゃ。蓄音機芸。2013/11/18

ナウラガー_2012

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出会えた」と言って感動して帰るくらい/【浪花節の外題付】話の要旨を初めに説明する事/”笑い”は一瞬、人間のタガを外し、人間の心には必要で、カラダにお良い。自信があって余裕を持たないと”笑い”は生み出せない/節談説教というのはお説教の中で話が時に節になり、節が時に話になって、緩急自在に仏様の心を聴衆に説いていくというもの。<お説教の極意>「はじめしんみり、中おかしく、終わり尊く」。”布施”というものは理屈ではなく、感動を与えなければならないという事/「人生は短いがよく使えば長い。実務を捨て自然を見つめ2013/11/18

ナウラガー_2012

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と言っていたが、人間の自由奔放さ、のびのびとした庶民の息遣いが表現されていた。志ん生は普段は寡黙で静かな人だったが、文楽は普段から愛想がよく明るい人だった。だが芸には厳しい人で昭和46年国立小劇場で『大仏餅』上演中に言い間違えて「勉強し直してまいります」という名言を吐いて話途中で高座を降りた話は有名。志ん生は晩年、脳出血で一度倒れたが復帰して寄席に出ていた。その頃は話のテンポもおち、登場人物の名前を間違えたり..それでもお客は許す。高座に上がって寝てしまった事件もあったのですが、客は「高座で寝た志ん生に2013/11/18

ナウラガー_2012

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る事もポイント。客に親近感と信頼感を少しづつ持って貰えればOK。重要な事は、話に「目的」を持たせる事。遠回りでもオモシロイ話題で気を引き聴き手をリラックスさせ、肝心な話を注入しやすくする/夢声さんは、「話も音楽で、話の要点として①間の取り方②声の強弱と明暗の配分③言葉の緩急の調節の3つがある」と言っている/【桂文楽】芸人の鑑と言われ、練習を繰り返し重ね、練りに練って噺を澄まし、一点一画に至るまで神経を働かせて噺を完成させる。基本はリアリズム、写実【古今亭志ん生】文楽とは正反対で、本人は”出たとこ勝負”2013/11/18

ナウラガー_2012

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”漫談”というジャンルの創始者)『話術』より/緊張について:自信があればあがらない→自信を養ってくれるのが稽古で、いい役者ほど”あがる”=突抜け仕事ができる。あがったらあがったで良い。あがった事で自分の良さが出てくるし、しくじる事で成功していく/話術の真髄:テキヤの口上、蛇屋の口上「大じめ」→「オーイ、蛇が鳴くぞ!」で集客、「縁起がいい」とか「長生きします」「今日は無料、金はいらないよ」「簡単にやります!長くはやらない」で離散させないようにする。大声(時として怒鳴る感じも有効)や秘密めかして小声を織交ぜ2013/11/18

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