内容説明
「私とかれとの奇妙な交流は、絶えることなくつづいていた。かれの存在を煩わしいと思ったことがなかったのは、私自身にとっても不思議であった―」軍用機を爆破した元逃亡兵を取材する「私」と、苦悩の歳月を生きてきた男との交流を月下美人の花に託して描く表題作など、生と死をみつめる八つの短編集。
著者等紹介
吉村昭[ヨシムラアキラ]
1927年、東京生まれ。学習院大学中退。66年「星への旅」で太宰治賞を受賞。同年「戦艦武蔵」で脚光を浴び、以降「零式戦闘機」「陸奥爆沈」「総員起シ」等を次々に発表。73年これら一連のドキュメンタリー作品の業績により第21回菊池寛賞を受賞する
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