出版社内容情報
大名家の御後室が昔の恋人と交した恋文を盗まれ脅される。八丁堀育ちの血が騒ぎ、東吾がまた一肌脱ぐのだが──。表題作ほか七篇
内容説明
講武所教授方と軍艦操練所通いの新生活に入った神林東吾は、操練所で知り合った青年に相談を持ちかけられる。大名家の御後室が恋文を盗まれ脅されているという。指定された場所に、東吾は青年の身代りで出向く。他にるいと東吾が晴れて夫婦となる「祝言」など七篇を収録。大川端の旅館『かわせみ』の面々がおくる人情捕物帳。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
椿
6
再読。御宿かわせみシリーズ第15作。やっと、東吾とるいの祝言!長かったなぁ。この時二人は、いくつなんだっけ。それにしても、東吾はモテるなぁ。2014/12/30
めぐみこ
2
【再】るいと東吾の祝言の巻。「わかれ橋」の夫婦がうまく収まって良かった。「八朔の雪」やりきれない話だ。2020/02/08
あさみ
1
★★★★☆2016/10/03
立て邦彦
1
「浮世小路の女」がなんとなく切ない。子供のときのああいう思い出。ちょっと切ない。2016/03/02
yuzi
1
やっとるいと東吾の祝言!感無量!長かったー。この巻いいのが多い。表題作の恋文心中、野郎は糞だけど話としては興味深い。わかれ橋、はかわいい夫婦の話。とくに八朔の雪と浮世小路の女はよかった。東吾はいい女にもてるね。2012/11/30