文春文庫
アダルト・チルドレンという物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167157180
  • NDC分類 369.4
  • Cコード C0195

内容説明

親子関係、家族関係、他者との関係で「つらさ」を感じたことのある人すべてにおくる、第一線のカウンセラーからの「生きのびる」ヒント。一見、何不自由ない穏やかな家族にひそむ機能不全、その家族を保つため演じつづけることの苦しさ、残酷さを解きあかし、「自分」が人生の主人公である意識を取り戻す。

目次

第1章 現代人の表情
第2章 アダルト・チルドレンの誕生
第3章 ACとは、どんな人?
第4章 ACの主役は中年世代
第5章 ACと記憶の渦
第6章 インナーペアレント
第7章 回復の方法
第8章 ACプライド

著者等紹介

信田さよ子[ノブタサヨコ]
1946年、岐阜県生。69年、お茶の水女子大学文教育学部哲学科卒業、73年、同大学院修士課程(児童学)修了。95年より原宿カウンセリングセンター所長。臨床心理士。著書に、「『アダルト・チルドレン』実践編」(三五館)、「一覧性母娘な関係」(主婦の友社)、「愛情という名の支配」(新潮OH!文庫)、「依存症」(文春新書)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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家来

4
(おそらくは理解の薄い)人々が投げかける「甘えるな」や「親のせいにするな」という主張に対し、著者は、むしろ親のせいにして何が悪いのかと説く。ACの人々は、あらゆることを自分のせいにしてきた人々である、と。こうした批判の背景には、家庭は愛に満ちたものであるべし、親に感謝し親を肯定すべしという価値観がある。しかし一方で、私は(いわゆる)無理解なひとの「甘えるな」と、当事者や治療者、学者のいう「甘えてよし」は、甘えのポイントがズレている可能性があると思う。こうした本を読んで、感銘を受け、たとえば明日会社に行って2013/08/28

たか丸

3
女性の書いた本にありがちな、話があっちへ行ったりこっちへ行ったりするまとまりのない構成だった。読んでいてイライラする。ほとんど読み飛ばした。そんな中で参考になったのは、「自分がACだと思えばACなのです」「人のせいにできなかったから苦しい。だから人のせいにすればいい。」「楽になるのはいいことだと認める」という言葉。2011/08/27

yori

3
★★★☆☆ 内容が若干分散していて捉え辛い。中年の男性に結構ACの兆候が見られるという話は知らなかった。2011/04/19

Hisatomi Maria Gratia Yuki

1
日本的な人間関係の土壌での親子関係に悩まされてきた人にとっては、『毒になる親』よりもフィットする本ではないだろうか。長年、母親に虐待やモラハラをされているわたしもアダルト・チルドレンの定義に重なるところがとても多かった。また、「日本語における男性の言語は、自分を語れるようにはできていない」というのは発見だった。また嗜癖についてはアルコールに限らず、日本に「オタク」が多いのは日本的親子関係やそこからの社会的な重圧からの逃げによるものかもしれないとも思う。2021/07/25

冬峰

1
ほとんど自己を顧みるために読んだ本。服装が年相応でなかったり、人生にどこか実感がなかったり。思い当たる節が多くて、やはりそうなのかという気持ちと、しかしだからといってどうしたらいいんだという困惑が、頭の中にずっと渦巻いていた。 ハードカバーの初版は1996年らしい。もう数十年前の内容だが、現代でもまだまだこの問題は十分に知られていないし、理解もされていないと思う。ACの知名度はそれなりけど、作中で著者が言うように「マスコミ言語」として一応は広まったということなのだろう。2021/02/20

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