文春文庫<br> かけがえのない贈り物―ままやと姉・向田邦子

文春文庫
かけがえのない贈り物―ままやと姉・向田邦子

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167156053
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

向田邦子の事故死から十有余年。その遺志の小料理屋を守り続ける妹が、家族、愛猫、幼少時代、そして姉への思いを綴った感動作

内容説明

「店は小造りですが味は手作り雰囲気とお値段は極くお手軽になっております」―昭和53年、赤坂にユニークな小料理屋が誕生した。向田邦子が末の妹和子に開かせた「ままや」である。今なお姉の遺志として店を守り続ける妹が率直に綴った、向田家の家族、幼少時代、猫や犬の話、そして姉への限りない思い。

目次

1 若草の頃
2 姉の告白
3 ままや誕生
4 さよなら、お姉ちゃん
5 かけがえのない贈り物

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おか

30
向田和子さんは向田家の末っ子 姉の邦子さんとは9歳違い、間に7歳上の兄と4歳上の姉がいる。私も兄はいないが ほぼ同年代で姉が三人の四女、そして奇しくも長姉の名が邦子^_^和子さんを見ていると まるで私‼︎そして同じ名前の姉は向田邦子さんと同じで 末妹の私の事を 親以上に心配してくれて そして 私も又そんな姉を信頼し切っていた。今でも 姉達は 私の親みたいな存在である。和子さんを見ていると お〜よく似ている でも お互い結構頑張って生きている なぁんて思ってしまう(≧∇≦)2017/03/29

まりこ

4
話が分かりにくい部分もあり。遺族は大変なやり取りがあり苦労もされていた。姉との思出話は面白かったが、他の話は読むのが少し疲れる。夜中に姉が勉強中、小学生だった私が、なんきん豆をそーっと手渡した。「それからずーっとあなたのこと、いい奴だと思っている」私は覚えてなかった。いい話だと思った。向田邦子は自分がやりたかった店を妹にしてほしかったのかな、妹のことを考えてやらせたのかな。肝炎にもなって、大変なのを誰にも辛いところを見せずにやれる、凄い人だと思った。2019/08/19

ヤスコ

4
話がとっちらかっていて、何の話をしたいのか分からなかった。店の話?向田邦子の話?2018/02/10

manabukimoto

2
九歳上の姉、向田邦子。名随筆「父の詫び状」で語られた向田家を内から見つめる、姉との日々。 「姉は、さまざまなボールを、私に投げ続けてくれたように思えてならない…。…それが、形のある物ばかりではなく、色や空気や、そして「気(エネルギー)」であったと、今思う。」p244 家父長制の権化のような父とそれに従う母。そんな家族の中に、きっちりと互いを思う強い関係性が築かれていたことが分かる。 奈良 ごはん芽屋 蔵書2025/04/25

タカタカショ

2
売れっ子脚本家女流作家故人向田邦子の末っ子妹さんが書いた昭和全盛期のいち家族内の程よい親子間、兄弟間が伝わるエッセイ、特に、あまりきばらない家庭の味を売りにした「ままや」飲食店を立ち上げるまでの黒幕向田邦子さんの活躍とその店を切り盛りした向田和子さんの肩ひじ張らないけど、やるときゃやるよ的個人経営の喜怒哀楽と難しさが理解できた。店つながりで育まれる、店を愛する人と人の関係が深く強くなるには、一本芯の通ったなかでの肩ひじ張らない生き方が重要なのだな。2013/12/30

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