出版社内容情報
大阪の下町に住む三人の若い女性がそれぞれにめぐりあう男性たちとの"甘い関係"の歓びと哀しみ─現代に生きる"愛"と"野心"のかたちをさわやかなフィーリングで描き出した長篇。解・島京子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きのぴ
17
登録数がとても少ないのであまり期待せずに読んだけれど、面白かった。同居する三人の女性の恋愛模様を描いた作品。それぞれ全く違った性格で、恋愛も三者三様。でも三人に共通して思ったのは、やっぱり女性は強い!ってこと(笑)大阪が舞台で、登場人物たちの関西のノリも読んでいて楽しかった。2018/07/04
ken-chang
3
自分が生まれた頃40年以上前の男女の恋模様。今も昔も変わらない所と変わった所の差が面白かった。当時の暮らしぶりと大阪の街が活気あったんだなぁと。☆42016/08/18
コルネリア
2
古い作品なのに、女性三人とも今時の人のよう。2018/03/22
山内正
1
ノロイですな変なもんですな? 一緒に乗ったエレベーターに二人きり 先へ先へと言い方を 嫌らしい男や 出ると何か御用ですか 楠先生は?何時もの髭が お客さんと思うとりました 身の上相談一月二通? 君恋人おらんですか あなた誰にもそんな言い方を? 君の名は?園村彩子です 悟を待って喫茶店に 喜志おぐりが一緒に 昔二三軒隣で ため息出るような女が眼の前に 悟にご飯でも一緒にと誘う 酒を飲んでも顔に出ずあなた気に入ったわ デート邪魔されてもあぐりのような中年女 に歯が立つわけがない 車用意して、おばけみたいな女 2024/01/25
ququu
0
年を経て読み返してみると、初めて読んだ頃とは異なる感想を持ったことに気づいた。少しは成長したのだろうか。2015/06/23