出版社内容情報
野望に燃える第十五指令官牟田口中将の無謀ともいうべき神憑り作戦と弓兵団地獄の戦いを、従軍記者として、また戦後二十年間取材して再構生した不朽の戦記文学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tnyak
3
戦記文学の力作を読了。無謀な作戦により、徒に犠牲を重ねてしまったこと、悔しくて、腹立たしい。 2023/09/06
Cornelius
3
なぜ、このような作戦が立案され、承認を受け、実行されたのか。以前より見つめているが…。責任を問われない組織の雰囲気と、異議を聞き入れようとしない司令官の頑なさ。作戦立案の段階で結果は見えていたのではないかとも感じるのだが…。 2013/03/17
VC
3
人間襤褸 人間はどこに行ったのでしょうか?インパールでは死に絶えたようです。2012/05/26
Iwata Kentaro
2
つらい、辛すぎる。英国の降伏を求める放送と自軍の連絡より役に立つ新聞。病気と飢え。日本社会の構造的失敗の縮図。今でも見られるのが実に辛い。2018/11/09
ユエ
2
初めて読んだときは、あまりにも凄惨な内容に読むのがつらかったけど再読。司令官の資質の問題はもちろんながら、こういう精神論を振りかざす人が指揮をとる立場にいたという事実。絶句。2013/01/24