文春文庫<br> シャトウルージュ

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文春文庫
シャトウルージュ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 497p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167145255
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

フランスの古いシャトウで、毎夜くりひろげられる美貌の妻の「調教」。そして、異国の男たちによって弄ばれる妻の裸身をのぞき見る夫の若い医師―。はたしてこの背徳の行為は二人の運命に何をもたらすのか?恋愛小説の第一人者が、現代の男女の「愛と性」というテーマに正面から挑んだ衝撃の問題作。

著者等紹介

渡辺淳一[ワタナベジュンイチ]
昭和8(1933)年、北海道生まれ。札幌医科大学医学部卒業。元同大学整形外科学教室講師。医学博士。45年7月「光と影」で第63回直木賞を受賞。55年「遠き落日」「長崎ロシア遊女館」で第14回吉川英治文学賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

neimu

10
御大はやはり昭和の人だと認識。愚痴っぽい男性が、変貌する女性に付いていけないパターン。久しぶりに読んでみたらやっぱりだるい展開だった。今更ですよ・・・。学ばない人、先に進めない人が主人公の話、読んでいるのイライラするだけ。2013/01/03

十六夜(いざよい)

9
官能小説はやっぱり苦手。「白い影」や「雲の階段」みたいにある程度ストーリー性があるものは嫌いじゃないけれど、官能重視のものはもうお腹いっぱいです。2015/01/01

あかつや

7
性的に頑なな妻に相手をしてもらえない夫が、パリのある集団にわたりをつけ調教してもらうという話。渡辺版のO嬢ってとこだが、これは差し出した側の夫視点で進行する。そんな依頼をするだけあってこの夫、それはもうくっそ情けない男で、差し出しておきながら妻の痴態を見て嫉妬に身悶えしたりする。パリの性の練達者らに仕込まれてくる妻を、こんな情けない男が満足させられるのかと心配していたら、案の定の最後。そりゃそうよ、こいつ動画見てシコシコ励んでたけど、そんな場合じゃないんだよなあ。妻よりも相手の男たちを見て学ぶべきだった。2019/09/28

めめめ

6
簡単に言うとNTRものかな? 主人公の一人称で、冒頭で容姿の説明も入るので一瞬「ラノベか?」と思った。読んでいて300回くらい「この男はアホか」とため息。妻を淫靡なる調教の館に送り込んだなら、腹決めてその様子を見守らんかい! それが夫の務めだろ(?)! フランス語の女性器の隠喩が4ページにも渡って掲載されており、いい意味で呆然とさせられた。細かいところにツッコミ入れるときりがないけど(妻は一生あそこで暮らすのかなど)、ネトラレヘタレダメ男はたっぷり堪能できたので満足。2017/04/08

Yamagami Takayuki

6
5・屁理屈グチ男の展開は予想通りの結末…巻末のメールに同調。長い愚痴を読み聴かされた物語でした☆2014/10/29

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