出版社内容情報
地域開発か自然保護か…大雪山新縦貫道建設に挑む若き技師・井波その心を乱す雲子。苦悩を癒す祥子。理想に燃える青年の夢と挫折を大雪山を舞台に雄大なスケールで描く清冽ロマン。解・辻井達一
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美雀(みすず)
31
渡辺文学の異色作。30年くらいの古い話ですが、面白いです。大雪山の描写が素晴らしい。自然保護と開発の間で揺れ動く青年技士。あまりにも背負うものが大き過ぎる。2015/03/23
James Hayashi
23
環境問題や状況設定などかなり古く感じる。今時の若者は接吻など知らないのでないか?文庫で81年の作。とりあえず下巻へ。2020/10/20
micky
9
地味な始まり方で舞台もだいぶん昔ではあるが、現在の環境問題に通じるテーマで心地よく読み進められる。2021/12/01
yamakujira
1
下巻に続く。