出版社内容情報
家康の第十子紀州大納言頼宣は周辺に人材を集め将軍位を窺う……軍学者、剣豪、忍者いりみだれての血わき肉おどる寛永時代活劇!
内容説明
江戸城のお濠端、千鳥ヶ淵から半蔵門に向う闇の中を一人の武士、松平伊豆守が歩いていた…。と真の闇のなかに「伊豆守、今宵は殺すぞ」の声がひびいた―。将軍家光と対立する紀伊大納言頼宣の野望を松平伊豆守はなんとかおさえようと尽力する。軍学者、剣豪、忍者いり乱れて展開される寛永時代活劇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
半木 糺
2
幕府、紀州藩、浪人、武士、忍者が入り乱れて戦う痛快な活劇。同時代に生きているというだけであらゆる歴史上の人物を絡める手法はむしろ二次創作のクロスSSに近いと思われる。戦闘シーンもアクロバティックに叙述されており、現代のキャラクター小説の源流のひとつに位置しているのかもしれない。2001/07/30
恋愛爆弾
1
熟女好き必読。
冬至楼均
1
ありえなさでは山風も凌ぐ。向こうはひょとしたらと思わせるんだけど。2015/06/16
萩原 一嘉@次走未定
0
三国志と言うより水滸伝のイメージでした。 有名人も創作上の人物も特徴のあるスーパーヒーロー的に描かれ、結局誰が主人公なのか、見失いかけました。2016/04/14
邑楽維句
0
小学生ながら楽しく読んでいたのを思い出しました。