出版社内容情報
出会茶屋で女賊の裸身をむさぼりつくす同心、妻を寝とられた腹いせに放火を企てた船頭―様々な思惑を秘めて巷にしぶとく生きる悪に、鬼平は如何に立向うのか?
内容説明
出会茶屋で女賊の裸身をむさぼりつくす同心の狙いは何か―。妻を寝とられた腹いせに放火を企てた船頭が、闇の中、商家へ吸い込まれてゆく黒い影の群れを見た時―。様々な思惑を胸に秘めて、巷にしぶとく生きる悪に鬼平は如何に立ち向うのか?
目次
影法師
網虫のお吉
白根の万左衛門
火つけ船頭
見張りの糸
霜夜
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よしだ まさし
4
池波正太郎『鬼平犯科帳(16)』文春文庫を読了。 今回も大変楽しゅうございました。2016/02/23
HaruNuevo
1
16巻は木村忠吾の巻だったな。少し頼りなさのある、けれども持ち前の愛嬌で愛されるキャラ、平蔵も上司目線に加えて父親目線で厳しく暖かくその成長を見守る。2020/03/23
kawara26
1
第16巻読了。影法師、網虫のお吉、白根の万左衛門、火つけ船頭、見張りの糸、霜夜。霜夜での長谷川平蔵の切なさには、ジーンと熱くなってしまったなぁ。2018/10/08