文春文庫<br> 雲ながれゆく

文春文庫
雲ながれゆく

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167142360
  • NDC分類 913.6

出版社内容情報

行きずりの浪人に手込めにされた菓子舗の若後家・お歌。それは女の運命を大きく狂わせた。憎しみがいつしか恋にかわる女心のふしぎさ……勝気な女の生き方を描く

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けやき

40
雨の中、後家のお歌は浪人馬杉源吾に犯される。女の不思議さで次第に馬杉に惹かれてゆくお歌。物語はお歌の菓子舗の跡取りの問題や仇討ちが絡んで展開してゆく。最後はお歌が幸せになれそうでよかった。馬杉が謎の人物のままだがそれもまたよいw2022/07/25

Syo

11
いいなぁ2024/09/09

えりすこ

5
苦労が絶えない人生を、健気に生きる女性が主人公。いい話ではあるが、こんなに上手くいくかなあ、という気もする。2016/06/03

オールド・ボリシェビク

3
雨宿りしていて、浪人に犯された和菓子屋の若後家・お歌が主人公。やがて憎しみが思いに変わる、というのはいかにもの展開ではある。しかし、和菓子屋を発展させるべく張り切る彼女の姿はたくましく、江戸の女の力強さを伝えるには十分である。まあ、現代の目から教条的に時代小説を読んでも面白くない。ただ、この世界観を味わうしかない。お歌を支える脇役たちの魅力も横溢している傑作だと思う。2025/01/11

リカオン

3
池波正太郎作品はやっぱり面白い。雲流れ行く、まさに人生かな。2025/01/17

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