出版社内容情報
掟を守りぬいて真の盗みをする盗賊が、畜生働きの一味を成敗する顛末を描いた一本眉ほか熱海みやげの宝物・殺しの波紋・夜針の音松・墨つぼの孫八・春雪の五篇収録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろかす
2
眉毛 1本につながっている御頭、なんか笑える。すげー顔バレし易い人相だな。 そしてその1本眉毛に盗賊の一分を見た気がする。2014/11/04
HaruNuevo
1
熱海に湯治に行った平蔵一行を待ち受けるちょっとゆるっとした『熱海みやげの宝物』であったり、掟を守り抜く真の盗賊が畜生ばたらきをする凶盗を懲らしめる『一本眉』少しクスリとさせる作品がある一方で、火盗改の与力が悪の道に踏み込んでしまう始末を描いた『殺しの波紋』など、バラエティに富んだ短編を収録。2020/03/05
よしだ まさし
1
池波正太郎『鬼平犯科帳(13)』文春文庫を読了。 「熱海みやげの宝物」「殺しの波紋」「夜針の音松」「墨つぼの孫八」「春雪」「一本眉」の6話を収録。 が、読み終えたばかりだというのに、こうしてタイトルを書き写していても、まるっきり内容が思い出せない。それだけ、するすると読めてしまったということなのだろう。 2015/04/15
キー
0
盗賊にも守るべきモラルがある。盗まれて難儀をするものには手を出さぬこと、人を殺傷せぬこと、女を手ごめにせぬこと。この三ヶ条を守らない盗賊を畜生盗めという。さて、本巻の「一本眉」では掟を守りぬく真の盗賊が畜生盗めの一味を成敗する痛快譚。他に「熱海みやげの宝物」「殺しの波紋」「夜針の音松」「墨つぼの孫八」「春雪」を収録。2024/06/14
りーくん
0
鬼平は大分弱ってきているようです。2021/12/11