出版社内容情報
盗賊となった又兵衛、火盗改メの長官・鬼の平蔵、二十数年ぶりの凄絶な対決を描いた「高杉道場・三羽烏」のほか、いろおとこ、見張りの見張り、密偵たちの宴、二つの顔、白蝮、二人女房の七篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
出世八五郎
13
辰蔵(=たつぞう=☓しんぞう☓。)が久しぶりに登場します。<白蝮>に冒頭から登場し、すぐあとの<二人女房>では話の終わりにワンポイントで登場します。辰蔵が登場する話はわくわくしますので、ファンは憶え記録するのがいい。この巻以前は辰蔵登場話を記録していませんが、命を狙われた話は憶えていて、それ以来ファンです。…。2025/04/28
カワセミ440
4
池波正太郎さんは素晴らしい。江戸の世の、人生の機微や哀愁を描かせたら天下一品だな、ホント。時代小説、いろんな人が書いてるけど池波さんを超えるって中々難しいと思う。方向が違う藤沢周平さんも良いけど、私はやっぱり池波さんだな。さいとうたかおさんの劇画でも鬼平犯科帳は随分読んだけど、やっぱり文章のほうが想像が膨らんで良いね。中村吉右衛門さんのドラマもたまに見たけど・・当時はその良さが私には理解できてなかった。今見ると随分違って見えるんだろうけど。『密偵の宴』がこの12巻目中では抜きん出てるかな。平蔵さん千里眼?2016/03/14
J_L_B_459
3
津山薫に萌えた。2010/05/02
kazukitti
2
新装版に比べるとやっぱり文字は小さいよね。昔のひと、昭和50年代にコレ読むようなお年頃のひとにはやっぱり目にはやさしくなかったのかな。まぁ昔の文庫は岩波なんかもそうだけど字組みがキツキツなのは、ゆとりがなかったというか弁当の飯もぎゅうぎゅうに詰め込む的な時代性とかもあるんだろうね。たまにレズ話あるけど、こう池波先生は「そういう女もいる」って結構突き放してる感じよね。ホモの方はそれなりに理解がある風なのにw2017/12/12
改造
1
自分が小学生になった頃に書かれているんだなぁ。人の心のありようって今も変わらないってことなんだろうな。2025/03/11
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- 和書
- さよなら、ニルヴァーナ