出版社内容情報
蛇の眼、谷中・いろは茶屋、女掏摸お富、妖盗葵小僧、密偵、お雪の乳房、埋蔵金千両の七篇。江戸市中の風物や四季おりおりの行事、食物など、この現代感覚による"捕物帖"に忘れ難い味を添える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Syo
10
途中まで2024/10/25
なななな
6
2巻再読。しかし、学ぶべきものあり、面白く、まったく古くない。鬼平イイです。2018/04/13
出世八五郎
5
妖盗葵小僧に真実が・・・
りこぴんとまと
4
べらぼうの鬼平がちゃんと偉くなって颯爽と活躍する。江戸ものは蕎麦食べたくなるよね。盗人にもいろいろいるね。つい同情しちゃう奴も。葵小僧は許せないけど。兎忠さん棚ぼたの活躍面白いけど、おんなぐせわるすぎ。最後の鬼平の御殿女子に比べればの言葉なんか染みた。2025/02/15
仮面堂
4
「ばかも休み休みいえ。悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」/「人間という生きものは、悪いことをしながら善いこともするし、人にきらわれることをしながら、いつもいつも人に好かれたいとおもっている……」/「人間というやつ、遊びながらはたらく生きものさ。善事をおこないつつ、知らぬうちに悪事をやってのける。悪事をはたらきつつ、知らず識らず善事をたのしむ。これが人間だわさ」/何度目かの再読。2018/08/17