出版社内容情報
ソビエトの反攻を受けたナチス・ドイツは北アフリカでも退却を。一方、連合国側は大陸に橋頭堡を築くため史上最大の作戦を行なう
内容説明
1942年8月、東部戦線のドイツ軍は一斉に大攻撃に出てスターリングラードに肉薄する。しかし、冬将軍の訪れとともにソビエト軍は大反撃を開始、以後独ソ連戦は攻守ところをかえることになる。北アフリカでもロンメル率いる独軍は退却を始め、米英軍はシシリー島へ進攻、焦慮するヒトラーに盟友ムソリーニ失脚のニュースが…。
目次
作戦『青』発動
スターリングラード総攻撃
退勢の予兆
悲劇
ヒトラー暗殺計画
カチンの森の大虐殺事件
熾烈な謀略戦
史上最大の戦車戦「クルスク」の戦い
イタリヤ戦線の危機
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
14
独ソ戦も山場のスターリングラードやクルスクの戦いに入りました。スターリングラードの悲惨さがよく伝わります。この頃になると軍事の素人である政治家が軍事を統帥することの不利点が目立ってきたように感じました。2021/04/15
フンフン
7
スターリングラードの戦勢は明らかに独軍不利になったのだが、ヒトラーは撤退を許さない。包囲の輪が閉じられて、まだ食糧弾薬がある時期ならば包囲を突破することもできたが、その機会を逃せば空中補給しかなくなる。やがて飛行場もソ連の占領に帰して、補給も断たれたが、ヒトラーはなおも降伏を許可しない。結局ドイツ軍は1943年2月2日に降伏した。同時期に日本軍のガダルカナル撤退もあり、これで第2次大戦の戦勢は明白に連合国側に傾いた。ヒトラーはソ連と講和せよとのイタリアの提案を拒否するが、ローマでムソリーニが失脚した。2024/11/05
Hiroshi Takeshita
2
バルバロッサ作戦。まぁ、ならず者同士の戦いだが、末端の兵士に罪を認めるには、難しい訳で、人命、資材、財産と、果てしない浪費に、落胆し過ぎて、読んでるだけで疲れ果ててしまう。当事者は如何に?というところだろうか。ユダヤ人への迫害は、ここまで一切出てこない。最近の露の振る舞いを思うと、つい独側を応援したくもなるが、そこはもう結果が出てるので、妄想に遊ぶしかない。ところで、Amazonのナチハンターは、面白すぎるが、アレは演出が振り切っていて、地上波では、全く無理だろう。逆に、ナチの普通さが際立つ本書である。2024/05/29
讃壽鐵朗
2
小説的要素を取り入れた戦史として秀逸2018/10/13
ビタミン
0
★★★★☆2009/05/12
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