出版社内容情報
揚子江方面の戦いは苛烈この上ない。兵らは炎天とコレラに悩まされた。やがて漢口攻略作戦下令。日中戦最後の戦いの時がきた!
内容説明
1938年8月、最後の戦闘となる漢口作戦が下令。揚子江を西進する炎熱下の行軍は苛烈を極め、マラリアに次ぎコレラが発生。戦力低下甚シキモノアリと記された泥沼の戦いを再構成する最終巻。日本軍の行動は決意なき行動の連続とみられた。戦いは終ったがその被害は甚大で、日中両軍あわせて戦死者数じつに二百万といわれる。
目次
炎熱・コレラ
漢口攻略
雁門関
汪兆銘脱出
汪兆銘孤立
汪兆銘変心
欧戦爆発
崑崙関
桐工作
仏印進駐
峨眉山
銭永銘
日暮途窮
日米交渉
北京原人
終戦
台湾へ



