出版社内容情報
ナポレオン、力と権威を一身に集中させた覇者。一方、西郷隆盛が代表する権威的存在としてのリーダー。東西英傑たちにみる興趣つきないリーダーシップの対比研究
内容説明
リーダーシップとはなにか。日本ではなぜ独裁者型の指導者が生まれにくいのか。…権力・権威・組織。それらを一身に集中させた覇者型リーダー、その典型としてのナポレオン。一方、日本では権威的色彩がつよい者ほど力の行使から遠くなるという。…東西14人の軍人・指導者の生涯にみる興味津津、リーダーシップ思想の研究!
目次
ナポレオン
ヒトラー
西郷隆盛
毛沢東
東条英機
マッカーサー
東郷平八郎
ロンメル
乃木希典
パットン
山本五十六
チトー
蒋介石
チャーチル
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
出世八五郎
12
洋の東西14名の史伝・人物伝。第二次世界大戦から10名~ヒトラー、毛沢東、東條英機、マッカーサー、ロンメル、パットン、山本五十六、チトー、蔣介石、チャーチル。それ以外では、ナポレオン、西郷隆盛、東郷平八郎、乃木希典の4名。戦前の著作の多い著者だけにWW2の人物が多いのは仕方がない。印象に残ったのはマッカーサーで、彼には常に母親の影が付き纏う。それが欧米の文化的なものなのかアメリカ的なのか、またはマッカーサー家特有のものなのかは不明だけど多分マッカーサー家独特なもの。マッカーサーは母親の御蔭で出世した。2023/11/13
k.m.joe
5
努力家もいる、名家のお坊っちゃんもいる、稀代の戦略家もいる、実直だけが持ち味の人もいる、コンプレックスの塊もいる・・・歴史的に著名なリーダーも追究すれば極めて人間的である。本書に続いて、各々の人物に関する書物を読みたくなる。2009/09/12
turutaka
1
色んな偉人たちの半生をざっくりおさえるのには最適なエディットがされている。 これでわかったつもりになるか、そこから深掘りをするかは各自の自由といったところか。 チトーとチャーチルが個人的には面白かったな。 2020/08/20