文春文庫
武将列伝 源平篇 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 354p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167135539
  • NDC分類 281
  • Cコード C0193

出版社内容情報

武将の本当の素顔に鋭く迫る!
歴史小説を読むにあたって頼りになる定本が読みやすくなって再登場。今回は清盛、頼朝、義仲、義経等計七人の武将を取り上げる

担当編集者より
「やぁやぁ、遠からん者は音にも聞け」と武将同士が名乗りをあげて、一騎打ちを繰り広げていた源平時代。日本史上初めて登場した武将という存在。武士一個人として力量を問われていた頃から、大人数を従えて戦略眼が必要とされるようになったこの時代を代表する武将の平清盛、木曾義仲、源義経や、楠木正成など6篇を収録。

内容説明

「やぁやぁ、遠からん者は音にも聞け」と武将同士が名乗りをあげて、一騎打ちを繰り広げていた源平時代。日本史上初めて登場した武将という存在。武士一個人として力量を問われていた頃から、大人数を従えて戦略眼が必要とされるようになったこの時代を代表する武将の平清盛、木曾義仲、源義経や、楠木正成など6篇を収録。

著者等紹介

海音寺潮五郎[カイオンジチョウゴロウ]
明治34(1901年)、鹿児島県に生れる。国学院大学を卒業後、指宿や京都で中学校教師を務めるかたわら創作にはげむ。「サンデー毎日」大衆文芸賞受賞を機に、執筆生活に入る。昭和11年、『天正女合戦』で第3回直木賞を受賞し、文名を不動のものとした。和漢の書にあまねく通じ、綿密な時代考証の上に独自の史観を展開し、小説に随筆に新たな領域を拓き、多くの著作を残した。昭和52年12月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KEI

28
源平騒乱期の武将列伝(南北朝の楠木正成は除く)。源頼朝、源義経など一人を取り上げた短編が続き読み進めていくと、その時代がわかった気になります。文献をもとに作者の推測はあるが、小説的要素はなく、硬派(?)でいい感じ。歴史好きにはお薦め。2021/10/04

しーふぉ

25
悪源太義平、平清盛、源頼朝、木曾義仲、源義経、楠木正成の6編。小説というより評伝ですね。子供の頃に父親の本棚から取り出して読んで以来でした。懐かしかった。2020/11/17

さつき

25
悪源太義平、平清盛、源頼朝、木曽義仲、源義経、楠木正成が取り上げられています。錚々たるメンバーです。正成以外は同時代の人なので、本人の史伝以外にも別の人のページを読んでも、その人物がどんな人だったのか伝わってきます。平清盛→人好きのする人間。源頼朝→無類の用心深さ。などの著者による人物評が面白いです。2016/02/29

広瀬研究会

4
同時代の信頼できる史料をベースにしつつ、後世の創作にも一定のリスペクトを惜しまない姿勢が偉いです。「ぼくが小説にするならこう書くであろう」みたいな見識も興味深い。『源頼朝』の章に、頼朝の父祖は義親、為義、義朝と代々朝敵として横死した、とあるのはけっこう目からウロコでした。頼朝が京を敬遠していた理由の一つは、これかもしれないなあ。2017/10/28

めぐみこ

3
悪源太義平、平清盛、源頼朝、木曽義仲、源義経、楠木正成を収録。源氏は身内を殺しすぎだと、つくづく思う。そりゃ勢力弱まるわけだ。親子兄弟でも関係なく、むしろ頼朝なんて血縁だからこその排除一択という感じだ。著者の描く義経像は、戦上手だけど危なっかしい。自分の才ばかりで動いていて、周囲の思惑や政治をわかっていないのが、零落の原因では。2018/09/30

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