文春文庫
アレキサンドリア

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167133252
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

聖書の『シラ書』―人生の知恵と教訓の詰まったこの書をヘブライ語からギリシア語に訳す試みをする、古代アレキサンドリアの青年の物語と、現代の日本に生きる私たちの小さな日常風景。この二つの世界を結びながら、親子、夫婦、友情、恋愛など人間の根幹にある様々なテーマを温かく描いた24篇の贈り物。

目次

喪服の一家
昼の満月
菊を作る男
コーヒー配達人の孫
廃墟の月
すずかけの並木道
右手
赤い岡
優しい言葉
前掛け一枚分〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Maria

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アレキサンドリアに生きるユダヤ人祖父の書籍を翻訳しながらが日常を綴る。一方で、日本での人々の人生が描かれている。2013/01/04

玉川二子

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聖書のシラ書をヘブライ語からギリシア語に翻訳する主人公。翻訳作業の彼のもとには様々な人や話題が立ち寄る。そしてそれぞれの聖句に対応するように現代日本の日常の1シーンが織り込まれる。 すっきり対応しているものもあれば、解らなかったものもあったが、人間はたやすく己を見失ってしまうもの。こうした、生きるべき姿・知恵を支えにできれば幸せなのかもしれない。心に響くフレーズがいくつもあった。2011/05/21

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