出版社内容情報
談話の活字化に於ては日本一と定評ある著者が、文豪名士の脱毛の悩み告白、ベテラン主婦のお産体験談、天皇のステテコ姿目撃談等人事の滑稽と悲惨を抉る名筆記録
内容説明
談話の活字化では日本一の定評ある著者が、大文豪の脱毛の悩み打明け話、主婦たちの赤裸々なお産体験談、天皇陛下のステテコ姿目撃談、7年掛りで正しき朝鮮漬製造に成功する話、犬か猫かをめぐる名士の論戦等々、諷刺あり、警句あり、上品なる滑稽あり、どこから読んでも興味津々のお話を集めました。
目次
この人の塩梅
人世劇場
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ULTRA LUCKY SEVEN
1
「雑誌記事でありがちな文体でありえないテーマ」「ラジオを目で読む」ということを明確にコンセプトにしていた伊丹十三。恐るべし。星新一や岡本太郎も投稿。時事が強いからか全く評価されていないが、伊丹映画で「ツルツルハゲ」の人がよく出てくるのは、この本からなのだということを実感する。2014/10/19
あ
0
食い物とハゲの話。ハゲが面白いという前提になってるのとか、語尾が何々なのヨとかって調子だからどんなババアかと思ったら若いピアニストだったりして時代だなあと2017/09/15
Ryoichi Ito
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所蔵の昭和48年版を再読。著名人のバカバカしい談話,会話,体験談オンパレード。あまりのヒドサにすぐ絶版になったか。2015/12/28
しょうご
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1998.2.12読了
バチスカーフ
0
人間の話し言葉とはかくも面白いモノなのか、という見本市。含蓄はあるし馬鹿馬鹿しいし可笑しくも哀しくもあるし。2011/06/06