出版社内容情報
女へのやみがたい思慕を心に秘めながら、しかもすべての女に倦怠した著者が、やさしき毒をもって語る好随筆。これはまたまだ見ぬ妻に宛てた男の求愛の歌でもある
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TSUBASA
2
当世の流行やら日本そのものに「なっとらん」と叱咤する伊丹監督のエッセイ。今程海外が身近に感じられない時代に海外の事情に通じており、本場の文化を教えてくれる。特にかなりの食通で、イタリア料理やらフランス料理やら本場の味を教えてくれる。が、時代が今とは違うとはいえ延々と「日本の洋食は向こうの文化もなにも考えたもんじゃない」とか「あんなものはこれだけ手間をかけてこそだ」などと言われるとそんなに気持ちいい物ではない。うなずけることもある一方で、今見ると古くさいお説教に見えてくるのが残念。2012/05/22
のんき
1
1987.6.25第21刷
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- 和書
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