内容説明
底なしの執拗さでまとわりつき、被害者の生活を破壊するストーカー。「古典的ストーカーと現代的ストーカーの相違点」「ボーダーライン人格障害とストーカーの関係」「幼少期のトラウマがストーカーを生むのか」など、現役の精神科医がその病理を余すところなく分析する。現代社会論としても秀逸な一冊。
目次
第1章 ストーカーたちの心の闇―コントロールできない異常愛とは
第2章 古典的ストーカーと現代的ストーカー―標的になった有名人たち
第3章 「普通の人」がストーカーに変わるとき―想像を絶する「執拗さ」の理由
第4章 なぜ偏り歪んだ心になるのか―一見、見分けがつかない人格障害の恐怖
第5章 ストーカーをいかに見破るか―次にあなたが狙われないために
第6章 「ストーカー」現象は、このあとどうなる?―屈折愛を増長する時代の病理
著者等紹介
春日武彦[カスガタケヒコ]
昭和26(1951)年、京都府生まれ。日本医科大学卒業。精神科医として都立松沢病院に勤務するかたわら、精力的に執筆活動を展開
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。