内容説明
僕、34歳、建築家。つき合っている女はいるけど、結婚はしない―。ヨットの事故、売春シンジケイトを巡る事件…。息もつかせぬ展開で描く現代の若者たちの恋と性。「人間がセクスにソフィスティケイションを持ちこんじまったせいで性愛の堕落が始まったんだ」。官能的でゾクリと怖い傑作中篇小説。
著者等紹介
石原慎太郎[イシハラシンタロウ]
1932年、神戸生れ。一橋大学在学中の1955年に「太陽の季節」で衝撃的なデビュー。翌年芥川賞を受賞する。その後「化石の森」「生還」など数多くの作品を執筆する一方、1968年に参議院議員に当選。後、衆議院に移り環境庁長官、運輸大臣などを歴任。1995年、勤続25年を機に国会議員を辞職。1999年、東京都知事に当選
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