内容説明
「自己決定できなければ国家は滅びる」(石原)「国家抜きの民主主義体制など存在し得ない」(田原)。さらば自民党、田中・竹下政治。アメリカ・中国の横暴を排し、制度疲労著しいこの国の混迷をいかにして救うのか。真のリーダーと気鋭のジャーナリストによる白熱の徹底対論。二十一世紀の日本の自立への戦略を探る。
目次
第1章 さらば自民党・経世会政治(田中・竹下政治は終焉したか;不気味な政治家だった竹下登 ほか)
第2章 すべての国は「仮想敵国」である(世界は変わり、日本は変わらない;有色人種で唯一近代国家をつくった歴史に自信をもて ほか)
第3章 IT・バイオでアメリカに勝つ(日本人には本来、独創力や発想力がある;日本人は英知に満ちた民族だ ほか)
第4章 中国の横暴を許すな(米中のパイプ役になることが日本の将来につながる;ODAは対中国戦略の有効な武器になる ほか)
第5章 二十一世紀・日本の戦略(もうアメリカは、“ジャパン・ナッシング”では済まされない;新大統領に対してもタフな交渉力が必要となる ほか)
著者等紹介
石原慎太郎[イシハラシンタロウ]
1932年、神戸生れ。一橋大学在学中の1955年に「太陽の季節」で衝撃的なデビュー。翌年芥川賞を受賞する。その後「化石の森」「生還」など数多くの作品を執筆する一方、1968年に参議院議員に当選。後、衆議院に移り環境庁長官、運輸大臣などを歴任。1995年、勤続25年を機に国会議員を辞職。1999年、東京都知事に当選
田原総一朗[タハラソウイチロウ]
1934年、滋賀県彦根市生れ。早稲田大学文学部卒。岩波映画、テレビ東京ディレクターを経て、77年に独立。現在は活字と放送の両メディアで活躍中。放送は87年より「朝まで生テレビ」、89年より「サンデープロジェクト」に出演、また著作は政治、経済、官僚から、メディア、コンピュータ、バイオテクノロジー等の先端技術、性風俗に至るまで優に150冊を超える
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