内容説明
不毛の一語に尽きた四十日抗争は、初の衆参同日選挙を生み、大平首相は急死。後継の鈴木内閣で中川一郎擁立を図るが、中曾根政権が誕生する。そして中川の自殺、フィリピンの友人ベニグノ・アキノ暗殺に、政治の世界の地獄絵を見る。総裁選出馬を経て平成五年、自民党が下野するにいたるまでを追想する。
目次
〓小平に手玉にとられた日本外交
新自由クラブの偽善
不毛な党内四十日抗争
中川一郎の死に繋がる総裁選
マルコスの罠
中川一郎はなぜ死んだのか
予告されていたアキノ暗殺
大韓航空機撃墜事件の真相
ニューリーダーたちの素顔
運輸省で〔ほか〕
著者等紹介
石原慎太郎[イシハラシンタロウ]
昭和7(1932)年、神戸生れ。一橋大学在学中の31年に「太陽の季節」で芥川賞を受賞し、衝撃的なデビュー。昭和43年に参議院議員に当選。後、衆議院に移り環境庁長官、運輸大臣などを歴任。平成7年、勤続25年を機に国会議員を辞職。平成11年、東京都知事に当選
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