出版社内容情報
大名屋敷を舞台に陽炎のようにゆれ動く女心を描いた表題作の他織田信長、北条早雲に関する逸話さらには鼠小僧にまつわる異聞など歴史の陰にうずもれた秘話をほりおこした短篇集。解・大河内昭爾
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大阪魂
34
新田さんの時代小説8編の短編集!時代小説が好きやったから自分も書きたくて神田の古本屋で資料買いまくってたんやって!それでこんな味のある短編いっぱい書かはったんやからすごい!子どもが大挙伊勢参りに向かう発端の「ぬけ参り」、陰間茶屋の復讐劇「筍茶屋」、焼かれる夢にうなされる「信長の悪夢」、火災殺人の犯人探す「天狗火事」、鼠小僧が女人形に惚れて捕まるまで「着流し同心」「流された人形」、北条早雲の国盗りに便利使いされた「北条早雲秘録」、大名の奥方と女中たちの暗闘描いた「陽炎」、だんだん時代長編も読みたなってきた!2025/04/03
kenpapa
2
再読。新田次郎の戦国から江戸期を舞台にした短編集。時代に翻弄される様々な人数を描く。等身大の女人形を盗むことに執着する鼠小僧など面白い。2020/04/09
MINACO
0
月のめぐり2017/02/22
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