出版社内容情報
織田信長に上洛の先をこされた信玄は、焦慮の末ようやく天下号令の野望達成のため待望の西上の大軍を発する…。大長篇三千枚の完結篇第四巻。吉川英治賞受賞!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさげ
25
武田信玄の実像に迫った作品でした。登場する女性の聡明さが印象に残りました。信玄縁の地の山梨、長野、静岡を訪ねたくなりました。奥飛騨の栃餅が気になります。2022/06/30
Mayumi_M
3
敵を挑発するなら矢でも鉄砲でもなく石礫(笑)。2022/04/06
taro jirou
2
歴史の諸事実を出典も交えて、時空間的な拡がりの歴史小説で武田信玄の魅力がひしひしと伝わってきました。何年先になるかは不明ですが、ぜひ再再読をしてみたい。2025/04/01
よっちゃん
2
全4巻読了。武田信玄やはり偉大な武将。あの時代は一瞬も油断できない時代。信長、斎藤道三、家康、秀吉、偉人ばかり。つくづく人の運はほんの少しの違いで天下人に成れるかその一歩手前で終わってしまうのか。信玄は労咳が無かったら・・・・・・歴史にもし、たら、言ってもしょうがないか?2018/05/31
keisuke
1
西上の道半ばで倒れた信玄。その最後の描き方はとても良かったと思う。入りはあまり良くなかったけど、『風』『林』『火』『山』と進めていくにつれ面白くなった。病がなければ歴史は変わっていたかもしれませんね。2015/11/17