内容説明
無垢なキラキラとバカバカしさあふれる傑作連作短編集!!あのウッドハウスの新シリーズ登場!!
著者等紹介
森村たまき[モリムラタマキ]
1964年生まれ。著書に『ジーヴスの世界』。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雅
51
ジーヴスとは違うキャラクターではあるけど、明るく前向きなキャラクターは読んでて爽快ですね。テンポのいい会話が好きです2022/07/03
星落秋風五丈原
36
ウッドハウスの既刊本のキャラクターとは異なる点は 1.主人公が従軍兵であること 2.有力&裕福な親戚がいる貴族の青年ではないこと である。逆に 1.役に立つのか立たないのかよくわからない気のいいだけが取柄の友人がわんさか 2.仕事についてなくても焦らず「いつか誰かが何とかしてくれる」と主人公が思っており、なぜか主人公の周囲でも同意する人多し という共通ポイントも。戦後PTSDを患う復員兵も多かったはずなのに、戦争の陰を少しも引きずっていないアーチ―というキャラクターは、ウッドハウス作品でしか見られない。 2022/03/26
左近
4
金はないが、服と友人は山ほどある。ソーセージ一欠片の助けも借りて(?)第一次世界大戦を生き抜いた、黄金の心を持つアーチーが、スープに漬かりながらも最終的に何とかしてしまう連作短編集。著者40才の1921年刊行ということは、アガサ・クリスティーがデビューした翌年。P・G・ウッドハウスはミステリ黄金期と同時代作家なんだと、改めてしみじみする。それこそ、若い頃にシャーロック・ホームズを「新作」として読んでいた世代だし。誰か、本書に敬意を表して『母さんのひざ』を作曲したら面白いのに。2022/06/01
まみ
2
ウッドハウスにしては最後まで夫婦仲が円満。ヘビがどうなったのか気になる2022/04/08
ekoeko
2
ホテルの支配人と揉めたアーチーが超スピード結婚した相手の父親はその支配人だった・・・。このシリーズ、漫画では楽しめていたのに文字にすると苦手かも、としみじみ思った。2022/03/20
-
- 和書
- コンクリート夜話