出版社内容情報
上杉謙信との川中島の決戦に勝利を収めた信玄は後継者を四郎勝頼と決め強敵北条氏を追いおとすべく小田原城進攻の軍を発する…吉川英治賞受賞の大長篇の第三巻
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさげ
15
武田信玄の壮年期。戦略が冴える。家庭は不協和音。三条の方との別れは切ない。 2022/06/05
Mayumi_M
3
田植えの時期には休戦、という暗黙の了解が通用するってなんかいい時代だなァ。2022/02/28
taro jirou
2
資料の解説が所々に書かれており、より興味深く読書できます。2025/03/22
よっちゃん
2
信玄に関る事項の一つに労咳がある。今のように医学が発達していない当時において。本人のみならず妻子へも感染が続く。もし、労咳に冒されていなかったら、もし、もっと京に近かったら、生まれた時代が少しづれていたら。歴史はどうなっていたのだろうと思いながら読みすすめた。2018/05/19
keisuke
2
『風』『林』と違って家族の話がより多く入っていた。信玄の義信との父と子の関係は、著者もあとがきで述べているように力を入れて書かれていたと思う。それも含めてこれまで読んできた中で一番面白かった。次がラスト。2015/11/07