文春文庫<br> ムツゴロウの少年記

文春文庫
ムツゴロウの少年記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 211p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167108175
  • NDC分類 913.6

出版社内容情報

個性豊かで情熱的な九州人の祖父母や父母たちの豪快な人生をなぞりつつ自らの誕生のいきさつから多感な少年時代をいきいきと語るムツゴロウの青春記の前編である

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トムトム

29
ムツさん、戦中戦後の少年時代のエピソードです。以前見知らぬお婆さんから、自分の戦中戦後のエピソードを3時間にわたり語られた事があります。長いなぁと思いつつも、興味深いお話でした。全ての人間、人生を語れば山あり谷ありドラマティックなのに、誰にも知られず記憶にも残らず消えていきます。文章にして残せる人は、ごくわずかです。諸行無常なり。2020/11/18

よし

5
ムツゴロウ氏の父母と祖父母たちの物語。彼らの型破りな人生は、痛快で面白くあっという間に読了した。高等小学校しかでていない父、敏雄が医者になるまでの半生に圧倒されてしまった。それを支える母もすごい。少年期、戦中、戦後の動乱期のエピソードもすごいとしか言いようがない。 2019/12/10

asamitu

3
ムツゴロウさんが少年時代に関わった人々は、どの人も個性的でした。 戦時中の体験にも触れられていて、自由なイメージのムツゴロウさんもその時代を経験したんだなと、なんだか不思議な感じがしました。空襲警報で伏せたときに女の先生のお尻にドキドキしてしまうエピソードなんか、死に直面しているにも関わらず妙にリアルな感じがして印象的でした。 過去の記憶の中に鮮やかに残っている断片をパラパラと広げた、そんなエッセイでした。2014/09/10

たけし

2
少年記とあるものの、僕興味をひいたのは祖父や祖母、父、母の話、それから、当時の生の情景だった。胸のスッとするようなエピソードや、血の気の多い少年期の話から、ムツゴロウさんの性格が見えてくる。何やら、個人的にではあるが、司馬遼太郎を彷彿とさせる、やや文学的な文章を書くのにも驚かされた。また、子供の頃にテレビで観た優しそうな動物王国のムツゴロウさんが、このような文章を書き、こんな考え方をする人だったのかと、驚かされた。たしかに、ムツゴロウ王国なんてものを作ってしまうのだから、普通の人のはずはないのだが。2013/03/05

2
初読畑正憲作品。大して動物に関する部分が無いのが意外。労働は尊いもの。勉強漬けは正しく不幸だ。2010/11/17

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