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文春文庫
その意味は―考えるヒット〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 281,/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167107116
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0173

内容説明

氷川きよしを聴けば、途端に「若者と演歌」という問題を発見。著者の思考は、もはや反射神経。誰も止められない。そんな“つい考えちゃうんだよ”的思考の醍醐味を味わえる、絶品の音楽評論集。週刊文春好評連載シリーズ第4弾。

目次

これからの歌姫の新基準か、S.S.『SIVA1999』
老年層の前頭葉を刺激する『孫』は仕掛けの勝利
D・M・Xのリミックスが名人芸!dreamのデビュー曲
当分は賭けてても心配なし、奥田民生のゲームは続く
つんくと林檎の風格はもはやキング&クイーン
ロックならではの嘘がないミッシェルの『GT400』
倉木麻衣に感じられない“ここから始まる何か”
関数的な懐かしさが魅力、サザンの『TSUNAMI』
郷ひろみの『ハレルヤ~』に見る「すごい」のパッチワーク
小柳ゆきの曲に含まれる「怨」のニュアンスとは〔ほか〕

著者等紹介

近田春夫[チカダハルオ]
1951年2月25日、東京都世田谷区生まれ。幼稚舎からの慶応義塾を大学で中退。75年に近田春夫&ハルヲフォンとしてデビュー。80年代以降はBEEF、ビブラトーンズなどを率いて時代の先端の音楽を生み出すかたわら、俳優、タレント、ラジオDJ、CM音楽作家、作詞家、作曲家、プロデューサー、そして歌謡曲評論家として独自の批評的スタンスで活躍する。86年にはプレジデントBPMを名乗って日本語ラップの先駆者となり、88年には人力ヒップホップ・バンドのビブラストーンを結成し、精力的に活動。そして、97年からはソロとしてAFROMIX、NOCHILL OUTなどの名義でゴア・トランス・テクノのシングルを次々と発表。現在はRICEというプロジェクトでも活動中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

15
この後まったく本にならないのは、なんか理由があるのかな。連載続いてるんだよね、たしか。2011/10/27

林 一歩

8
興味深く拝読。近田氏がヒップホップにシフトチェンジしてからの楽曲は全く聴いてないが、少し聴いてみたくなった。ところで、これって週刊誌の連載はもう終了しているのかしら???2012/06/25

ホークス

1
音楽評論。出てくるJポップの90%は知らないが、そんな事は関係無く面白い。この人にかかると、ロックも演歌も、アイドルもシンガーソングライターも、ヒットもキワモノも等しく批評の対象。平易で、かつ数ページに一度はハッとさせられる。自分の耳に絶対の自信を持ちつつ、傲慢と対極の面白追求主義。よく判らない回もあるが、打率5割はクリアしている。以前読んだ書評も大変良かった。2014/07/15

とんぼ

1
読んでて気持ちのいいJPOP評論。攻撃的でもなく内に籠もった守りに入ってるわけでもない。JPOPは洋楽のパクリ、劣化版とバカされがちだけど、近田さんはいいものは素直にいい、残念なものはもっとこうしたら、とJPOPの活路を開こうとしてるのが頼もしい。洋楽からインスピレーションを得るのは悪いことじゃないけど、模倣するだけじゃなく各アーティスト独自の持ち味、洋楽からJPOPへの転化を期待してるんだろうな。コピーで終わってる楽曲が多いのがもったいない。コピーからオリジナルへ昇華させてこそJPOPの醍醐味といえる。2011/12/08

ぽたろう

0
こなれた音楽評論です。2008/07/07

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