内容説明
氷川きよしを聴けば、途端に「若者と演歌」という問題を発見。著者の思考は、もはや反射神経。誰も止められない。そんな“つい考えちゃうんだよ”的思考の醍醐味を味わえる、絶品の音楽評論集。週刊文春好評連載シリーズ第4弾。
目次
これからの歌姫の新基準か、S.S.『SIVA1999』
老年層の前頭葉を刺激する『孫』は仕掛けの勝利
D・M・Xのリミックスが名人芸!dreamのデビュー曲
当分は賭けてても心配なし、奥田民生のゲームは続く
つんくと林檎の風格はもはやキング&クイーン
ロックならではの嘘がないミッシェルの『GT400』
倉木麻衣に感じられない“ここから始まる何か”
関数的な懐かしさが魅力、サザンの『TSUNAMI』
郷ひろみの『ハレルヤ~』に見る「すごい」のパッチワーク
小柳ゆきの曲に含まれる「怨」のニュアンスとは〔ほか〕
著者等紹介
近田春夫[チカダハルオ]
1951年2月25日、東京都世田谷区生まれ。幼稚舎からの慶応義塾を大学で中退。75年に近田春夫&ハルヲフォンとしてデビュー。80年代以降はBEEF、ビブラトーンズなどを率いて時代の先端の音楽を生み出すかたわら、俳優、タレント、ラジオDJ、CM音楽作家、作詞家、作曲家、プロデューサー、そして歌謡曲評論家として独自の批評的スタンスで活躍する。86年にはプレジデントBPMを名乗って日本語ラップの先駆者となり、88年には人力ヒップホップ・バンドのビブラストーンを結成し、精力的に活動。そして、97年からはソロとしてAFROMIX、NOCHILL OUTなどの名義でゴア・トランス・テクノのシングルを次々と発表。現在はRICEというプロジェクトでも活動中
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感想・レビュー
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