文春文庫 梅雨と西洋風呂

松本清張

文藝春秋（1979/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 236p／高さ 16cm
• 商品コード 9784167106478
• NDC分類 913.6

出版社内容情報

ピンクの西洋風呂の中で大胆な姿勢で回転する魅力的な娘を知ったこと地方政界で市長選挙をめぐるドロドロとした派閥の戦いそれがうっとうしい梅雨の季節に殺人を招くアリバイ崩しの本格推理長篇

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[i-miya]

2013.12.31（12/23）（つづき）松本清張著。　12/31　（ｐ007）　義介に正面から忠告する者はいない。　47歳、痩せている。が、性格は、激しい。　三白眼である。　柔道三段。　義介、市会議員当選。　土井源造、これは使い物にならぬ、が一か月試用期間で採用。　当市へどういう理由で来たか聞く、借金ができた、食い詰めたものである。　民知新聞、ともかく採用。　

2013/12/31

[i-miya]

2014.02.14（01/23）（つづき）松本清張著。　02/12　（Ｐ038）　宮山。　いまに、宮山に、一泡ふかせないとな。　鐘崎義介と土井源造。　「陣屋へ行ってみようか、飯を食いに」　女中頭のお政。　おお、鯛。　女将さんからのお祝いですから、とお政。　お政にはまだ、別れた悪い亭主が目を光らせている。　源造の白豚のような女房、義介、思い出す。　土井源造、３５歳。　銚子の酒は、勿論、「寿仙」だった。　土井と、お政、おや、と思う義介。　

2014/02/14

[i-miya]

2013.11.23（11/23）（再読）松本清張著。　11/22　（初出）　1970.07-197012週刊朝日、1971.05光文社。　1.　南が海、北は山が多い県である。　海側の東より、人口30万、水尾市。　鐘崎義介。　鐘崎の実家は父祖の代から酒醸造業。　「寿仙」という銘柄、地方では有名。　次男で上京、私大に入ったころから放蕩、１年で中退。　左翼運動？不良？右翼？　その義介が水尾に戻る。　兄が死に、家業を継ぐことに。　東京から女を連れ帰る。　無口で人前に出ない女。　

2013/11/23

[i-miya]

2013.11.23（11/23）（再読）松本清張著。　11/22　（初出）　1970.07-197012週刊朝日、1971.05光文社。　1.　南が海、北は山が多い県である。　海側の東より、人口30万、水尾市。　鐘崎義介。　鐘崎の実家は父祖の代から酒醸造業。　「寿仙」という銘柄、地方では有名。　次男で上京、私大に入ったころから放蕩、１年で中退。　左翼運動？不良？右翼？　その義介が水尾に戻る。　兄が死に、家業を継ぐことに。　東京から女を連れ帰る。　無口で人前に出ない女。　

[グラスホッパー]

再読、おもしろい。今では「西洋風呂」が普通になった。『彼はこの浴槽ではじめて享楽のほんとうの意味をさとった。享楽というのは頽廃ではなく、活力の源泉であった。」大人にならないと理解できない一文だ。タイトルもすばらしい。

2023/08/26