出版社内容情報
さまざまな事件のなかから、人間の営みのあやしさとそこから生まれる謎をひたすらに追求する「浮游昆虫」「振幅」「閉鎖」「皿倉学説」「相模国愛甲郡中津村」の五篇収録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
グラスホッパー
6
短編集。再読。金、色、地位の欲望を描く、松本清張全盛期の勢いがある。 特に1962年発表の「皿倉学説」は、衝撃的で記憶に残っていた。今、読み返してもとてもおもしろい。結末がわかっていても読みたくなる。1976年出版の文庫本はぼろぼろになっている。 2023/09/09
ベック
3
五編すべておもしろかった。特に「皿倉学説」や「相模国愛甲郡中津村」は、ミステリの骨子で医学や近体史の題材を料理する手腕に舌を巻く。物事のとらえ方の妙というか、視点の独自性というか、そこかー、という驚きが感じられて楽しかった。五十匹の猿って!!!2026/06/28
19番ホール
1
短編集。かなり良作揃いだった。とくに『皿倉学説』は名作で凄まじかった。漠然とした老いの気配と、満ち足りない結婚生活に焦る老教授は、嘲笑が絶えないひとつの学説に惹かれる。猿50匹の実験データで武装されていた皿倉学説には、およそ誰も指摘していないおぞましい秘密があった。素晴らしい。2026/01/19
Yonda
0
ちょっと飽きてきた。。2017/02/01
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