文春文庫<br> 坂の上の雲 〈5〉

文春文庫
坂の上の雲 〈5〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 394p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167105327
  • NDC分類 913.6

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

naginoha

56
泥沼の旅順戦がようやく、ようやく終わる。思いつくままに事実?を書き連ねていくような文章。一つ一つは細かい事象だけど、それが集まるとこの時代の息づかいが生々しく伝わってきます。今巻は、愚将と言って良いほど無駄死にを多く出した乃木がいかに神格化されていくかその端緒が見られた。ロシアの方も中々の愚将っぷりを発揮します… 3.5/52020/08/20

マッサー

14
日本軍から期待されない騎馬隊を率いる秋山好古がかっこいい。2022/10/19

Ryunosuke Moriai

8
相変わらずダメダメな乃木・伊地知コンビですが堪りかねた児玉源太郎の登場で状況は一変。乃木と児玉の再会のシーンは戦争真っ只中とはいえ、しんみりしてしまいました。『「乃木、ひげが白くなったな」と、児玉が馬首越しにいったのは、この男らしくもない感傷的なことばであった。かれはこの西南戦争以来の戦友の痩せ方のひどさにおどろいたのである。(中略)(この男をこの窮状から救い出してやるのは、自分しかない)と、児玉はあらためて思った。この泣きっ面の友人をして、旅順攻略の栄光の将軍たらしめることであった。』(p82〜p83)2024/06/21

かおりんご

6
だんだんおもしろくなってきました!陸軍の戦略は、いまひとつですが(@@;)早く海軍とバルチック艦隊との一戦が読みたいです。それにしても、二〇三高地がおちて、本当によかったです。この本を読むと、ますます陸軍が嫌いになります。2013/04/25

Kentaro

5
203高地のロシア軍との大激戦での乃木軍のふがいない参謀の戦術で大量の兵士が突撃しては死亡しの連続だったところから、形勢逆転させるため、児島は、大山の命を受け、一時期、乃木から指揮権を奪った。但し、児島は乃木の面目を保ち、決して前面にはしゃしゃり出ることはなかった。それまでの参謀は、最前線に出向かず机上で戦略をたて、突撃させては犬死にさせていた。児玉は参謀達を前線に出させ、現場に則した戦略を実行する重要性を身をもって示し、手柄は全て乃木に渡した。坂の上の雲の物語が好かれる事例の一つとしても有名だろう。2018/04/29

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