出版社内容情報
CIA研究の第一人者が解き明かす
アメリカが日本に仕掛けた驚くべき謀略の数々!
アメリカへの信頼が揺らいでいる。トランプ大統領は日本に高関税を課し、日米同盟に不満を隠さず「日本を守る必要はない」とまで言い放った。こうした動きをみて、多くの日本人は「戦後の日米関係は良好だったはずなのに」と当惑している。
しかし、そもそも戦後の日米関係が良好だったというのは幻想にすぎない。日本が開国して以来150年以上、アメリカは一貫して日本をコントロール下に置こうとし、ときには謀略を仕掛けてきたのだ。
共同通信社で長らくアメリカを担当し、CIA研究で有名な春名幹男氏は、米国公文書館などで情報公開された膨大な機密文書を入手。時間をかけて解析をおこない、アメリカが日本に仕掛けてきた謀略の数々を浮き彫りにする。
たとえば……
?昭和天皇をキリスト教徒に改宗させる極秘計画
?大リーグ交流戦で来日したキャッチャーはスパイだった
?未解決事件の国鉄三大事件(下山事件、三鷹事件、松川事件)にちらつく米謀略機関の影
?アメリカに「ノー」と言った田中角栄の悲劇
?「ロン・ヤス蜜月」が喧伝されたレーガン政権時代に日本経済は潰された
?731部隊「人体実験データ」と新型コロナを結ぶ点と線
……本書によって、日米外交の真の姿が明らかになる。
【目次】
はじめに 秘密文書から見えてくる米国の正体
第1章 「ハル・ノート」にソ連スパイは関与したのか
1 米国は連合国をまじえて「暫定協定案」を検討
2 日米合意に向けて交渉は好転かとみられたが
3 ドンデン返しで暫定協定案最終版を放棄
4 蒋介石とチャーチルの猛反対
5 対日戦だからこそ米国民は戦争を支持した
6 ホワイトはどんなスパイだったのか
第2章 情報戦争を支えた日系アメリカ人
1 日米暗号戦争
2 二世兵が情報工作で貢献
第3章 スパイになったアメリカ共産党員の日本人
1 OSSが展開した「黒色工作」
2 「日本の軍部打倒」で共産党員とOSSの利害が一致
第4章 原爆はなぜ京都を外し、広島・長崎に投下したのか
1 京都への投下案をめぐり激しく対立
2 トルーマンが取り乱し、三発目の原爆投下を禁止
第5章 万次郎が導いたペリーとの合意
1 黒船来航の目的を万次郎が説明
2 米国は対中貿易の補給基地として日本が必要
3 学究肌のペリーの巧みな外交
4 幕府に呼び出された万次郎
5 日米和親条約を締結
6 日本人の知識がペリーらを驚かせ、土産が文明的転換点に
第6章 韓国併合で植民地を「線引き」した日米密約
1 空前の「日本文化ブーム」
2 日露戦争勝利でも日本の戦果は小さかった
3 韓国併合に協力したルーズベルト大統領
第7章 満鉄を日米共同開発していれば満州事変はなかったか
1 太平洋戦争への分かれ目
2 「条約に抵触」と日米共同開発を断念
第8章 第一次大戦後の日米情報戦争
1 海軍軍縮会議で裏をかかれた日本
2 キャッチャーはスパイだった
第9章 戦犯と免責者を恣意的に選択した米国
1 戦犯はいかにして認定されたか
2 なぜA級戦犯の遺骨は廃棄されたのか
第10章 天皇を放免しキリスト教徒にする極秘計画
1 天皇は戦犯か
2 キリスト教への「改宗」圧力をかわした天皇
第11章 奇怪な国鉄三大事件は誰が起こしたのか
1 つきまとう「米国の影」
2 ある秘密機関員の告白
第12章 吉田茂はアメリカに「ノー」と言ったか
1 ノーと言わなかったが「日本のかたち」を固めた
2 危なかった吉田の首相就任
3 吉田ドクトリンとは何か
第13章 アメリカから「ノー」と言われた鳩山一郎と石橋湛山
1 鳩山vs.吉田・米国の闘い
2 米国はソ連の北方領土返還に反対
3 米国が支援した保守合同
4 石橋の自立姿勢で日米関係再調整
第14章 岸信介から始まる「親米」の系譜
1 政界復帰から五年で首相に
2 岸に多大な期待を寄せた米国政
内容説明
明治以来、アメリカは日本に数々の謀略を仕掛け、優位な立場を維持してきた。それは今もなお脈々と続いている―。CIA研究の第一人者が発掘した秘密文書の数々から浮かび上がる真実の日米外交史!
目次
「ハル・ノート」にソ連スパイは関与したのか
情報戦争を支えた日系アメリカ人
スパイになったアメリカ共産党員の日本人
原爆はなぜ京都を外し、広島・長崎に投下したのか
万次郎が導いたペリーとの合意
韓国併合で植民地を「線引き」した日米密約
満鉄を日米共同開発していれば満州事変はなかったか
第一次大戦後の日米情報戦争
戦犯と免責者を恣意的に選択した米国
天皇を放免しキリスト教徒にする極秘計画
奇怪な国鉄三大事件は誰が起こしたのか
吉田茂はアメリカに「ノー」と言ったか
アメリカから「ノー」と言われた鳩山一郎と石橋湛山
岸信介から始まる「親米」の系譜
「沖縄返還」がなぜ「尖閣問題」に波及したのか
アメリカに「ノー」と言った田中角栄の悲劇
レーガン政権時代に日本の繁栄が終わった
クリントンは「普天間返還」をごまかした
ブッシュが犯した二つの大失敗とサマワの自衛隊
日本とオバマ政権の不協和音
七三一部隊から「炭疽菌テロ」「コロナ禍」への系譜
著者等紹介
春名幹男[ハルナミキオ]
1946年京都市生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学)ドイツ語科卒。国際ジャーナリスト。共同通信社ニューヨーク支局、ワシントン支局の特派員をへて、ワシントン支局長。在米報道12年。2007年退社。07~12年名古屋大学大学院教授・同特任教授。10~17年早稲田大学大学院客員教授。1994年度ボーン・上田記念国際記者賞、2004年度日本記者クラブ賞、21年度石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞。09~10年外務省「いわゆる『密約』問題に関する有識者委員会」委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



