出版社内容情報
昭和史研究の第一人者として衆目が一致する著者が、2000年以降、月刊『文藝春秋』誌上に寄稿してきた怜悧な論考の数々、さらには繰り広げてきた対談、鼎談、座談会、計100本余から15篇を精選して加筆・集成。
その多岐にわたる内容は縦横に古今東西を往還し、その地に足の着いた筆致は揺るぎない安定感と温かみに満ちている。
昭和天皇、二・二六事件、統帥権、ヒトラー、チャーチル、真珠湾攻撃、山下奉文、瀬島龍三、沖縄返還密約、生前退位……。さらには南京と原爆と戦争犯罪、関東大震災と東日本大震災、戦艦大和と福島原発、安倍晋三と長州人……。
昭和100年の夏、泰斗に学ぶ本当の昭和史とは――。
【目次】