文春新書<br> 赤毛のアン論 八つの扉

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文春新書
赤毛のアン論 八つの扉

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166614752
  • NDC分類 933
  • Cコード C0295

出版社内容情報

モンゴメリ生誕150年記念出版!

世界でこよなく愛され、大人の文学として再評価されるアン・ シリーズ。
少女時代の『赤毛のアン』から、アンの息子三人が第一次大戦に出征する第八巻『アンの娘リラ』までの五十年をこえるアンの人生と、カナダの激動の時代を描いた大河小説。その魅力を、昨年完結した日本初の全文訳『赤毛のアン』シリーズ(文春文庫)を手がけ、話題を呼んだ著者が、八つの観点から解説する最新の「赤毛のアン論」。

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◎目次
はじめに
一の扉 エピグラフと献辞
二の扉 英文学
三の扉 スコットランド民族
四の扉 ケルトと「アーサー王伝説」
五の扉 キリスト教
六の扉 プリンス・エドワード島の歴史
七の扉 カナダの政治
八の扉 翻訳とモンゴメリ学会
おわりに
主要参考文献
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

保守党と自由党の二大政党が対立するカナダで保守党支持のマシューとマリラに育てられたアンは、女性に初めて投票が認められる画期的な歴史に直面する。アンはその時代をどう見つめたのか? 知られざる政治文学としての一側面。
また、シェイクスピア劇などの英文学を小説中に多数引用したモンゴメリの凝った仕掛け、アン・シリーズ各巻に登場する「アーサー王伝説」と円卓の騎士のロマンの輝き、ケルト文化とキリスト教の融合としての物語の魅力、愛すべき登場人物たちの民族、シリーズに描かれるカナダの歴史などを丁寧に謎ときしながら、『赤毛のアン』シリーズをこれから読む人の充実した手引きとして、再読する人には驚きと感動に満ちた一冊。
プリンス・エドワード島などの写真・図版・地図66点収載の決定版!

●著者紹介 松本侑子(まつもとゆうこ)作家・翻訳家。
著書に、『巨食症の明けない夜明け』(すばる文学賞)、『恋の蛍 山崎富栄と太宰治』(新田次郎文学賞)、『赤毛のアンのプリンス・エドワード島紀行』(全国学校図書館協議会選定図書)、『英語で楽しむ赤毛のアン』、詩人金子みすゞの詩を読解した『金子みすゞと詩の王国』(文春文庫)、みすゞの伝記小説『みすゞと雅輔』など多数。訳書に、日本初の全文訳・英文学からの引用などを解説した訳註付『赤毛のアン』シリーズ全八巻(文春文庫)など。

内容説明

大人の文学として再評価されるアン・シリーズは、少女時代の『赤毛のアン』から、アンの息子三人が第一次大戦に出征する第八巻『アンの娘リラ』までの五十年をこえるアンの人生と、カナダの激動の時代を描いた大河小説。その魅力を八つの観点から解説する日本初の「赤毛のアン論」。

目次

1の扉 エピグラフと献辞
2の扉 英文学
3の扉 スコットランド民族
4の扉 ケルトと「アーサー王伝説」
5の扉 キリスト教
6の扉 プリンス・エドワード島の歴史
7の扉 カナダの政治
8の扉 翻訳とモンゴメリ学会

著者等紹介

松本侑子[マツモトユウコ]
作家・翻訳家。著書に『巨食症の明けない夜明け』(すばる文学賞)、『恋の蛍 山崎富栄と太宰治』(新田次郎文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

16
少女小説と思われがちだが、実はその範疇を超えるものであるという『赤毛のアン』。日本初という全訳者による『赤毛のアン』の文化的、文学的、歴史的、政治的背景に関する解説。正直『赤毛のアン』を読んでないとしんどい内容で、これを読んでアンに興味を持つというものではないように思う。最終章で触れられている翻訳の経緯や苦労は、デジタルデータベース黎明期の話もあったりしてなかなか面白い。2024/11/28

おだまん

11
今年はモンゴメリもメモリアルイヤーでした。アンシリーズをアンの人生とともに歴史や文化を俯瞰的に解説されています。そういえば松本訳は途中で止まっていた(そしていつの間にか完結していた💦)ので読みなおさないと。2024/12/24

すいか

5
アン・ブックスの詳細な全訳注を成し遂げた著者による解説書だが、概ね全訳本に付せられた註をネタバレ抜きでまとめたもので、シリーズを読了している人にはちょっと物足りないかも。最終章の翻訳をめぐる調査と考証の、膨大かつ困難な作業と、それを成し遂げて、国際的なアカデミアでの評価を得るまでに至る、著者の情熱とエネルギーには、前章までの部分の印象が薄れるくらい圧倒された。アカデミアに属しない個人の対象に対する愛情は時にアカデミアを凌ぐ業績を実現させるが、その最良の事例を目の当たりにする思いだった。2024/12/03

ねこちゃんさん

5
少女小説と思っていました!ごめんなさい。アニメが大好きだった「赤毛のアン」、全訳版を買って読みます。「花子とアン」も機会があれば観たい2024/12/04

ihatov1001

4
アンシリーズを翻訳された著者が民族、宗教、歴史、政治などの視点から同シリーズの解説を行なっている一冊です。我々に馴染みのないこれら周辺知識を補完する事で、よりアンの世界を楽しく読み理解できそうな気がします。2025/01/04

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