出版社内容情報
ある問題に対し、他者と対話しつつ、根拠をもって主張を組み立てる活動である「対話型論証」。その理論を教育実践に基づき解説する。
「対話型論証」とは、他者と対話しつつ、根拠をもって主張を組み立てる活動であり、学校や大学で「深い学び」を追求する際の中核的な活動になりうる。対話的論証モデルは、既に複数の大学や中学・高校で実践されており、教科に根ざしつつ教科の枠を越え、さらに学校と社会をつなぎながら資質・能力を育んでいく上で一つの鍵となる。
内容説明
ある問題に対して、他者と対話しながら、根拠をもって主張を組み立て、結論を導く「対話型論証」。その理論とモデルを中学・高校・大学での豊富な事例をもとに提案。教科や総合学習での探究の指導にもヒントとなる一冊。
目次
第1部 理論編(なぜ、対話型論証なのか;対話型論証モデルの成り立ち―トゥールミン・モデルと三角ロジック;対話型論証モデルの展開)
第2部 実践編(日本の教育に求められる対話型論証;中学・高校での試み;大学での試み)
対話型論証モデルの可能性
著者等紹介
松下佳代[マツシタカヨ]
京都大学高等教育研究開発推進センター教授。京都大学博士(教育学)。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程学修認定退学。京都大学教育学部助手、群馬大学教育学部助教授、京都大学高等教育教授システム開発センター助教授を経て、2004年より現職。現在、日本カリキュラム学会代表理事、大学教育学会副会長、日本学術会議会員等を務める。専門は、教育方法学、大学教育学。とくに能力、学習、評価をテーマに研究と実践を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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