文春新書<br> 蔦屋重三郎 江戸を編集した男

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文春新書
蔦屋重三郎 江戸を編集した男

  • 田中 優子【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166614721
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

2025年大河ドラマ『べらぼう』の主人公は、蔦屋重三郎。
花の吉原振り出しに
才人鬼才をより集め
幕府に財産取られても
歌麿写楽をプロデュース
この蔦重こそ、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、歌麿、写楽を売り出した江戸最大のプロデューサーだった。その華麗な人脈は太田南畝、山東京伝、恋川春町、酒井抱一、市川團十郎、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九とまさに江戸文化そのもの。
江戸文化とは何か、文化を創り出すとはどういうことか。豊富な図版を入口に、人を編集し、文化を織り上げた、蔦重の「たくらみ」に迫る。

内容説明

2025年大河ドラマの主人公は、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、歌麿、写楽を売り出した江戸最大のプロデューサーだった。その人脈は大田南畝、山東京伝、恋川春町、酒井抱一、市川団十郎、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九とまさに江戸文化そのもの。人を編集し、文化を織り上げた、蔦重の「たくらみ」に迫る。

目次

1 何人もの蔦屋重三郎
2 世界が彩られた―蔦屋重三郎の生まれ育った時代
3 吉原を編集する
4 洒落本を編集する
5 なぜ蔦屋重三郎は処罰されたのか?
6 狂歌師たちを編集する
7 浮世絵を編集する
8 芝居と役者を編集する
9 天明の大飢饉は江戸を変えた
10 編集ということ

著者等紹介

田中優子[タナカユウコ]
1952年、神奈川県横浜市生まれ。法政大学社会学部教授、同大学総長などを経て、同大学名誉教授、同大学江戸東京研究センター特任教授。専門は日本近世文学、江戸文化、アジア比較文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

140
文化とは才能を発掘し世に出す目利きがいてこそ、時代を風靡する現象にまで発展する。通常は文学や絵画、演劇など各分野別にプロデューサー的存在がいるが、江戸後期に蔦屋重三郎はあらゆるジャンルで売れっ子を見つける才に恵まれていた。吉原の女たちをアートの力で劇場化し、恋川春町や山東京伝に洒落本を書かせ、歌麿や写楽に浮世絵を描かせた。無論そこには売れるものを欲した出版業者の顔もあったが、当時の庶民が求めるものを察知し商品化する高い能力あればこそだった。蔦重がいなければ、江戸文化は実につまらないものになっていただろう。2024/12/19

shikashika555

39
大河ドラマの主人公について知りたいと、平積みから手に取る。 きっと東京に住んでいたらもっと興味を持ったことだろう。 上方文化の模倣ではなく江戸オリジナルの文化をつくりあげることに大きく寄与した編集者かつ出版社長。 その出自からドラマ要素満載である。 本書は蔦屋重三郎の編集者としての側面を軸に、江戸中期の政治との関係を説明している。 読了後は狂歌や芝居役者絵に興味が出てきた。2025/01/22

tulip

38
戦争は無く平和な江戸時代。しかし、火災、震災、飢饉で社会は不安定で人々に気持ちは鬱々としてしまう。そこを蔦重は日常生活の中で『別世』をヴィジュアルで見せ、人の気持ちを盛り上げる。歌麿を育て、写楽は働かせ過ぎてしまい、北斎の役者絵は見限る。次々に作品を世に送り出したが47歳で脚気により没す。それにしても、江戸文化について知って欲しいという著者の熱意は充分に伝わるが、新書という形態で思った以上の細かな情報が満載であっぷあっぷ。本当はハードカバーで出したかったのでは、と思ってしまった。2025/03/08

makoto018

15
雪ふれば炬燵櫓にたてこもりうつて出づべきいきほひはなし(太田南畝)。出版人・蔦屋重三郎は、直接批判ではなく「編集」を駆使して幕府の「治世完璧主義」に対抗した。本書は、出版や印刷の歴史、蔦重の生きた時代を踏まえつつ、吉原、洒落本、狂歌、浮世絵、芝居という視点から蔦重の編集術を探る。特に狂歌の項目に学びが多かった。美のみ切り取る「和歌」、日常にも目を向けた「俳諧」、それに笑いという視点を加えた「狂歌」。言語化ですることで世界の見方や人の感じ方を変える狂歌こそ、前の時代を受け止めながら創造する編集の原点だった。2025/01/03

どら猫さとっち

13
本年度大河ドラマ「べらぼう」の主人公である蔦屋重三郎。TSUTAYAは彼の名前から取ったこと、太田南畝や滝沢馬琴、葛飾北斎に東洲斎写楽や喜多川歌麿などの文化人やアーティストを発掘した人物であることは、知っていた。吉原の生まれとあって、大河で描くには不適切ではないかという批判もある。江戸文化を切り拓く人物としてはすごいが、大河ドラマの主役になるような人物かという点では、疑問に思うところもある。僕は著者の社会的考察に惹かれるところが多いことがあって、本書を読んだ。2025/01/30

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