出版社内容情報
これぞ日本人論の決定版!
勇気、創造性、卑怯を憎む心、郷土愛と祖国愛、そして惻隠の情――
「日本人らしい日本人」五人を選出、彼らの生涯を鮮やかに描く。
ライプニッツに先んじて、より高度な行列式を発見した関孝和の創造性。
常に民の苦しみを第一に考えた上杉鷹山の「惻隠の情」など、
今こそ日本人が思い出したい美しい生き方がここに。
関孝和 算聖と呼ばれた大天才
花開く和算の独創性/数学にノーベル賞があれば
上杉鷹山 「民の父母」たる名君主
重臣たちのクーデターと対決/「藩民は国の宝である」
福澤諭吉 誰よりも早く武士を捨てた男
オランダ語が通じない!/北里柴三郎に救いの手
河原操子 日蒙を繋いだ女子教育の先駆者
華僑の学校で初の女性教師/カラチン王国へのミッション
柴五郎 八カ国軍を率いた〝小さな男〟
一家自刃を知らされる/「柴中佐」が世界史を動かした
内容説明
勇気、正義感、創造性、郷土愛と祖国愛、そして何より惻隠の情―こうした基準で「日本人らしい日本人」五人を選出、その生涯を鮮やかに描く。ライプニッツに先んじて、より高度な行列式を発見した関孝和の創造性。民の苦しみを第一に考えた上杉鷹山の「惻隠の情」など、今こそ思い出したい美しい生き方。
目次
関孝和―算聖と呼ばれた大天才(宣教師たちを驚かせた数理好き;数学書が江戸時代のベストセラーに ほか)
上杉鷹山―「民の父母」たる名君主(財政悪化で藩を返上?;決意の歌 ほか)
福沢諭吉―誰より早く武士を捨てた男(下級武士の家に生まれて;「寺にやって坊主にしよう」 ほか)
河原操子―日蒙を繋いだ女子教育の先駆者(英雄、故郷を訪れる;下田歌子との対面 ほか)
柴五郎―八ヵ国軍を率いた“小さな男”(一家自刃を知らされる;残酷無慈悲な「全藩民流罪」 ほか)
著者等紹介
藤原正彦[フジワラマサヒコ]
お茶の水女子大学名誉教授。1943年旧満州新京生まれ。新田次郎・藤原てい夫妻(共に作家)の次男。東京大学理学部数学科卒業、同大学院修士課程修了、理学博士(東京大学)。コロラド大学助教授、お茶の水女子大学理学部教授を歴任。78年『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞、2009年「名著講義」で文藝春秋読者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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