内容説明
国際秩序とルール・規範の崩壊によって地政学的危機と地経学的危機のマグマが共振しながら噴出する「危機の二十年」。武力紛争を回避するためには地政学を学び、米中対立の時代を乗り切るためには地経学で考えなければならない。そのリテラシーを磨くための一冊。
目次
第1章 コロナ危機後の国際秩序崩壊(コロナ・チェルノブイリ;コロナ“非接触経済社会” ほか)
第2章 ウクライナ戦争とユーラシア専制体制(中ロは「甘」党ではなく「辛」党の共闘;プーチンの戦争「誤算の本質」 ほか)
第3章 米中対立と日本の生きる術(米国衰退論の地政学;米国の“同盟カントリー・リスク” ほか)
第4章 インド・太平洋と日本の選択(Quad Vadis?;戦後七十五年の同盟イノベーション ほか)
第5章 地経学の挑戦と経済安全保障(地経学の時代;中国の「国潮」ナショナリズム ほか)
著者等紹介
船橋洋一[フナバシヨウイチ]
1944年、北京生まれ。ジャーナリスト。法学博士。公益財団法人国際文化会館グローバル・カウンシルチェアマン。アジア・パシフィック・イニシアティブ創設者。英国際戦略研究所(IISS)評議員。東京大学教養学部卒業後、朝日新聞社入社。北京特派員、ワシントン特派員、アメリカ総局長、コラムニストを経て、朝日新聞社主筆。『カウントダウン・メルトダウン』(文藝春秋)で2013年に大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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