文春新書<br> 世界最強の地政学

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文春新書
世界最強の地政学

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166614271
  • NDC分類 312.9
  • Cコード C0295

内容説明

地政学とは「国家戦略を考える上でベースとなる知の集積」です。そしてその前提には「人間は集団をつくり、互いに争う」という認識があります。だから地政学が注目される時代は、不幸な時代とも言えます―。地政学研究の旗手が明快に解説、不安な時代を生きるための基礎教養。

目次

0 「地政学」とは何か―指導者の頭の中の地図を読み解く
1 世界観―地政学の巨人たちの思考法
2 シーパワーとランドパワー―超大国の「性格」が分かる
3 ルートとチョークポイント―世界を支配できる点と線
4 グランド・ストラテジー―生き残るための大戦略
5 バランス・オブ・パワー―同盟と離間で他国を操る
6 コントロール―戦争の目的は「勝利」ではない!?

著者等紹介

奥山真司[オクヤママサシ]
1972年生まれ。カナダのブリティッシュコロンビア大学卒業。英レディング大学大学院で戦略論の第一人者、コリン・グレイに師事、博士課程を修了。戦略学博士(Ph.D)。国際地政学研究所上席研究員。多摩大学大学院客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

115
各国は置かれている場所と地理、歴史や国民性により異なる世界観を育んできた。その違いは国防意識に反映し、いかに効率的に自国を守るべきかを模索してきた。大陸国家は鉄道や道路を基本とし、海洋国家は海を通じて同盟国を結びついた。国力と戦略のバランスをとり国益を最大化させるのが指導者の役目であり、国際外交は「人は集団を作り争うもの」という冷徹な政治的リアリズムなのだと教えてくれる。そんな見たくない現実から目を背け、軍備反対の理想論にしがみついてきた戦後左派の愚かさを痛感する。世界は理想を掲げるのが贅沢な時代なのだ。2024/09/07

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

67
(2024-125)著者は地政学とは学問ではなく、「国家戦略を考える際にベースとなる地理を重視した知識や視点の集積」であると言う。地政学の基本認識は「人は集団を作り、互いに争う」と言うこと。悲しいかな、確かにこの事実は動かせない。ランドパワーとシーパワー、それによって各国が取る戦略も異なる。その中で日本はどのような大戦略を取るのか?現在では「強圧的な覇権国の台頭を阻止しつつ、同盟一員としての役割を果たす」ことだと言う。米中露と言う超大国に挟まれた位置としてはそれが無難なのかな。★★★★2024/09/04

Miyoshi Hirotaka

27
地政学の基本認識は、人は集団を作り互いに争うこと。人は移動し、政府は革命や選挙で変わり、領土は戦争で増減する。わが国や英国は島、独・露・支那は大陸という地理条件はほぼ不変。地政学は地理の政策への影響、つまり、政治指導者の頭の中の地図を推測するもので、学問というより国際政治の一要素。一方、両大洋に面する米国は大陸から島に変わったり、宇宙時代になり赤道付近の領域の重要性が増したり、温暖化により北極が航行可能になったりと地理は変化する。自分の国はどういう国という国家観や世界観が地政学の上位概念として国を形作る。2024/11/28

ta_chanko

25
地政学は学問ではない。地理的条件に注目して国際政治や国際経済の動向を知ろうとする考え方。古くは孫子やアリストテレスの兵法。大きく分けると、海洋政策を重視するマッキンダー・マハン・スパイクマンの英米系と、大陸支配を重視するハウスホーファーのドイツ系がある。海の地政学ではルートとチョークポイント(線と点)を支配し、同盟や協商関係のネットワークで大陸の勢力を封じ込める。一方、陸の地政学では緩衝地帯の確保や大国小国の上下関係を重視し、勢力圏(面)の支配を広げる。地形は変わらない、人の動きも考え方も変わらない。2024/06/07

TS10

20
地政学とは、地理や地形を土台に指導者をはじめとした諸国民の主観によって形どられた世界観に過ぎず、学問ではない。本書は地政学をこのように定義した後、その世界観のエッセンスを紹介する。大陸国家と海洋国家の外交姿勢の違いなど、既知の内容も多かったが、ルートとチョークポイントという観点から国際情勢を分析しているのは新鮮だった。とりわけ、人工衛星の飛行する位置を巡って各国は地政学的な紛争を抱える可能性がある、という指摘が興味深い。ただ、中国の海洋進出の動機への説明は、類書と同様歯切れが悪い。2024/08/25

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