文春新書<br> グループサウンズ

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文春新書
グループサウンズ

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166613816
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0295

出版社内容情報

グループサウンズ(GS)は、エレキギターやエレキ・ベースを中心にして数人で編成されたグループである。ベンチャーズやビートルズ、ローリング・ストーンズなどの影響のもとに生まれたものとされ、1965年から69年にかけて、日本のミュージック・シーンを席巻した。
グループ名をあげれば、ザ・スパイダース、ブルー・コメッツ、ザ・タイガース、ザ・テンプターズ、ザ・ゴールデン・カップス、ザ・ジャガーズ、オックス、ザ・ワイルド・ワンズ、ヴィレッジ・シンガーズ・・・となる。
作詞・作曲には、橋本淳、なかにし礼、村井邦彦、筒美京平、鈴木邦彦などが参集し、独自の世界を築き上げた。その世界観は若者の熱狂的な支持を受け、社会現象ともなった。〝失神グループ”なども登場した。
グループサウンズを深く愛聴し、また通暁する近田春夫氏は、どんなGS関連の書物にも、GSはビートルズの影響下にあったとされるが、まずは、その「常識」をくつがえすことから始める。そして彼らの音楽に深く分け入り、各グループについて詳細に論じる。その魅力の解き明かし方が、本書の醍醐味である。
また付録として、生き証人でもある、元ザ・タイガースの瞳みのる、元ザ・ゴールデン・カップスのエディ藩、作曲家・鈴木邦彦へのスペシャル・インタビューも敢行した。今にして初めて明かされる秘話も満載だ。まさか、タイガースの発祥は、マージャン仲間だったとは・・・!
本書は、何年かに一度はやってくるGSブームの火付け役になるであろう。

内容説明

GSの最盛期は昭和41~45年の5年間である。その間に100以上のグループが生まれては消えた。誰もが知る楽曲やアーティストを辿りながら、GSとは何だったのかを探る。また、元タイガースの瞳みのる、元ゴールデン・カップスのエディ藩、作曲家・鈴木邦彦との対話で、その内側からも深掘りする画期的な試み。

目次

第1部 近田春夫によるグループサウンズ論(まず、エレキありき;ザ・スパイダース―和製ロックの萌芽を有したスター集団;ブルー・コメッツ―GSの方向性を決めた一発屋;ザ・タイガース―派手な振付の先駆者となったGSの王者;ザ・テンプターズ―日本で初めてロツクを体現した不良の魅力;ザ・ゴールデン・カップス―ロック―魂を持ち続けた自由な集合体;ザ・ジャガーズ―メンバーより楽曲が評価されたグループ;オックス―アイドル性を優先した元祖・失神バンド;ザ・ワイルド・ワンズ―自作自演を貫いた西海岸的お坊ちゃんバンド;ヴィレッジ・シンガーズ―後進に模倣されたカレッジフォーク的バンド;エピローグ 忘れがたきバンドの数々、そしてGSの終焉)
第2部 近田春夫による対話篇(瞳みのる&エディ藩―2大グループの内側から見たGS;作曲家・鈴木邦彦に根掘り葉掘り)
第3部 近田春夫が選ぶGS10曲

著者等紹介

近田春夫[チカダハルオ]
1951年東京都生まれ。音楽家。慶應義塾大学文学部中退。75年に近田春夫&ハルヲフォンとしてデビュー。その後、ロック、ヒップホップ、トランスなど、時代の最先端のジャンルで創作を続ける。また、タレント、ラジオDJ、CM音楽作家、作詞家、作曲家、プロデューサーなどとしても活躍。文筆家としては、「週刊文春」にJポップ時評「考えるヒット」を24年にわたって連載。著書に『調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝』、『筒美京平 大ヒットメーカーの秘密』、近作にソロアルバム『超冗談だから』、ベストアルバム『近田春男ベスト~世界で一番いけない男』などがある。現在は、バンド「活躍中」、ユニット「LUNASUN」のメンバーとしても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

94
近田春夫がグループサウンズを振り返る。昭和40年代にすごい勢いで世の中に現れたグループサウンズ。冒頭はザ・スパイダーズで始まる。かまやつひろしや堺正章、井上順他、多くのヒット曲を生んだグループ、他にはブルー・コメッツ、ジャガーズ、ゴールデン・カップスまだまだ。全盛期にな100を超えるグループがあったという。小学生だった私も覚えてるし、向かいの家の2階からエレキギターの音がしていたのを覚えている。そしてなんといっても挑発やエレキをやってるやつは不良と言われていたことが懐かしい。その頃の若者は皆爺ちゃんか・・2023/04/05

fwhd8325

72
物心つくかつかないかの年頃に登場したGS。近田さんが語るように熱狂し、急速に冷めていったのは私です。ただ、タイガース、ジュリーだけは、永遠のアイドルなのです。そして、75歳になるジュリーを見ていて、GSがなかったら、ジュリーは私の目の前に現れなかったと思って、この著書を読んでいると、涙が出るくらいに感動的なエピソードにあふれています。図書館で借りたのですが、購入して手元に置いておきたいと思いました。2023/07/11

ホークス

33
2023年刊。グループサウンズ(GS)のブームは私が小学生の間に終わった。近田春夫氏の音楽評論は楽しく明快なので、過去の謎解きとして読んでみた。私の偏ったイメージは「GSを含む歌謡曲は、曲作りの徒弟集団と企業が作った帝国。自作自演のフォークは革命軍。陽水やユーミン等により多様化が本格化。帝国以前の演者は乞食扱い(帝国にも義があった)」というもの。結局、GSはジャズや新来のロックの香りを纏っていたが、未熟さもあって業界の一商品に終わる。ただ、新時代を築く人材は多数輩出した。当時の雰囲気が少し分かった。2025/06/18

くさてる

31
昭和41~45年の間に100以上のグループが産まれては消えたムーブメントであるグループサウンズ。その歴史を、代表的なグループの歴史をたどりながら解説した内容で、バランスよく楽しめるものでした。タイガースのドラマーでありながら解散後は芸能界と縁を切り、高校の教師を数十年務めたのちに、タイガース復活に参加した瞳実さんとゴールデンカップスのエディ藩さんの対談が、自由で楽しそうに当時の思い出を語られていて、とても面白かったです。2023/06/22

阿部義彦

28
歌謡曲からロック、ヒップホップ、テクノトランスまで何でもござれの鍵盤弾き、近田春夫さんのグールプサウンズ案内です、当時は小さかったのでスパイダース、ブルーコメッツ、タイガース位しか覚えてないですし、レコードも買わなかったので歴史を振り返り勉強になりました。唯一後追いでCDを買ってハマったのがモップスでした、『朝まで待てない』は、痺れました(村井邦彦さんでしたね)他に『車とんぼアンドロメダ』も好きです。後半で、タイガースのピーとエディ藩との鼎談での貴重な証言が何よりもの読み所でした。力也さんや川添さんの事等2023/02/22

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